モバイル決済にキャッシュレス化、そして何でも低価格、短時間でデリバリーしてくれるサービスと、次から次へと新しいものが出て、どんどん便利になる上海の生活。
今回は、まだまだ進化を続ける便利なサービスの一例を紹介したい。
“食後はコーヒー”派やファンには嬉しい、スターバックスの新しいデリバリーサービスがスタートしている。
「盒馬鮮生」スーパー内に設置
スターバックスは、2018年に「アリババグループと提携し、オンラインでのデリバリーサービスを開始する」などいくつかの新事業について発表。
当時はメディアでも大きな話題となったが、そのとき発表された新事業の一つが、「星巴克外送星厨(スターバックス・デリバリーキッチンズ/Starbucks Delivery Kitchens)」だ。
スタートしたばかりで、使い方を説明するスタッフがいる
どんなサービスかというと、アリババグループの生鮮食品スーパー「盒馬鮮生(Hema Fresh)」とタイアップして、「盒馬鮮生」の店内にデリバリー専用のスポットである「自助站(Self Service Station)」を設置した。
実際にこの「盒馬鮮生」で、このサービスを体験してみると、思っていた以上に手軽で便利だった。
テーブルには「食後にスタバの一杯!」 &QRコード
まず、「盒馬鮮生」の店内に入ると、目に入るのがいたるところにある緑色のスターバックスのロゴだ。ショッピングカートにもスターバックスのドリンクホルダーとQRコードがついている。
そしてイートインコーナーのテーブルにもQRコードがあり、テーブルオーダーもできるようになっている。
カートにもホルダーがついていて、便利!
そして、店内を奥にすすむと、そこにはこぢんまりとした、デリバリーロッカーが設置されたスターバックスの「自助站(Self Service Station)」がある。
ピックアップはロッカーから!
「盒馬鮮生」は、新鮮なシーフードが比較的リーズナブルに購入でき、またそれを店内で食べることもできるイートインサービスが好評。そのスーパー内に設置された「自助站」で、同時に、同じ場所でスターバックスの商品を注文、その場でピックアップすることができる。
ドリンク提供も無人化サービスを目指す!
スーパー内の買い物全てが、“盒馬”アプリを使っての注文&決済なので、一つのアプリで購入ができるところも面倒でなく便利だ。
スタッフが丁寧に使い方を説明
“盒馬”アプリを使い、注文すると約10〜15分ほどで、店内にある「自助站」に商品が到着する。
商品が到着すると、スマホにもメッセージが来るので、その場で待つ必要もなく、店内で別の買い物ができる。時間短縮にもなり、待ち時間を有効に使えることで、消費者からはまずまずの評価を得ているようだ。
ピックアップもスムーズ!
外に出なくてもスーパー内で、並ばずに、効率よく、手軽に商品が購入できることは、スターバックスにとってもより幅広い客層にアピールすることができる。
店頭には巨大なスタバカップ
スターバックスは、アリババグループと提携したことで、デリバリービジネスへ向けて大きく前進したが、今後の更なるサービスの拡大が注目されている。
現在、この「自助站」は、杭州、上海、北京の3カ所に設置。
星巴克外送星厨 自助站(Self Service Station):
上海市唐山路宝地広場B1階 盒馬鮮生(宝地広場店)内
最寄り駅:地下鉄4/12号線「大連路」駅
参考:http://finance.sina.com.cn/stock/relnews/us/2019-06-25/doc-ihytcitk7492215.shtml
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