中国は今や「スマートウォッチ先進国」と言えるほど、日々さまざまなスマートウォッチが世に送り出されている。例えばシャオミが発売しているmi bandシリーズは、その機能性とお手軽さで世界的なヒット作となっている。一方で、あまりにも多くのメーカーが参入していて、玉石混交状態になっているのも事実だ。
そんな中、ハイエンドスマホメーカーとして知られるOnePlusが初めて発売するスマートウォッチOnePluswatchに、北京攻摩が開発したGoMoreという新しいアルゴリズムが搭載されることが明らかになり、期待と注目が集まっている。
GoMoreアルゴリズム最大の特徴は、ユーザーそれぞれの体力を把握した上で運動状況をモニタリングし、より適切な運動アドバイスを行える点だ。中国人の体質に基づき開発されたアルゴリズムにより、各ユーザーの体力レベル、心拍数の範囲、最大酸素摂取量(VO2max)、回復時間等を算出、AIにより運動中のリアルタイム指導、運動終了後の体力回復アドバイスを提供し、ユーザーによる運動をより安全で効果的なものとし、健康的な生活をアシストするという。
これまでのスマートウォッチでは運動の記録、心拍数、VO2max、血圧、睡眠などの記録を取ることができるものの、運動が自分の体力に合っているかを知ることは難しかった。個人に合わせたアドバイスが提供されることで、ユーザーの運動に対するモチベーションも高まりそうだ。
また、GoMoreアルゴリズムは国家体育総局体育科学研究所が検証を行った初めての運動系アルゴリズムであるとのこと。信頼性という点でも、他メーカーのスマートウォッチをリードすることになるだろう。
経済成長に伴い国民生活が豊かとなったことで、人びとの健康に対する意識が絶えず高まる中、ウェアラブル端末市場は拡大を続けている。2025年には市場規模が1441億元(約2兆4000億円)あまりにまで達する見込みだという。
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