技術の発展に伴うIT化が進むにつれ、われわれの日常生活を支援するさまざまロボットが生み出されている。家事のお手伝いロボットとしてポピュラーなのが、部屋の隅々まで掃き掃除をしてくれる「ルンバ」のようなお掃除ロボットだが、このお掃除ロボットも今や床を掃くだけなく、モップ掛けをしてくれ、さらにモップが汚れると自動で洗ってくれるまでに進化した。
中国の家電メーカー・雲鯨(NARWAL)が2019年11月11日に発売開始したお掃除ロボット「小白鯨」は、見た目こそ従来のお掃除ロボットとあまり変わらないが、掃き掃除だけでなく拭き掃除もこなすスグレモノだ。
底部に2カ所あるソケットに回転ブラシをセットすると掃き掃除モードとなり、1分間に180回転という高速回転でゴミをかき集め、1800Paの高い吸引力で一気に吸い上げる。ゴミトレイは大容量で、何度もトレイを空にする手間が省けてらくちんだ。
アタッチメントをブラシからモップに取り替えると、拭き掃除ロボットに変身する。モップが高速回転するとともに、ロボット本体に取り付けられたスプリングによって10Nの圧力がかかるため、頑固な汚れも床を傷つけることなくガッチリ拭き取ってきれいにしてくれるのだ。
そして製品の最大の売りは、モップを自動で洗浄してくれる機能だ。拭き掃除を行ってモップが汚れると、ロボットが汚れ具合を検地して自動で基地に戻る。基地には5Lのタンクが2つ用意されており、片側のタンクに入った水でモップをきれいに洗浄するとともに、汚れた水をもう一つのタンクに回収する。脱水機能もついていて、きれいになったモップでそのまま掃除を続けることができる。ユーザーがやるべきことは、汚れた水を捨て、新しい水を入れておくことだけである。
掃除を終えて基地に戻ったモップは送風乾燥処理されるため、モップに細菌やカビが繁殖して悪臭を放つこともない。便利な上に衛生的で、言うことなしだ。
専用のアプリをスマホにインストールすることで、決められた時間に指定の場所を掃除するよう細かく指示することが可能。外出中に掃除するようにセットしておけば、帰宅時には部屋がピカピカになっている。忙しい毎日で拭き掃除まで手が回らないという人にとってはまさに「神器」と言えそうだ。
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