並木道にカフェが連立する人気ストリート「五原路」。週末には、オープンテラスを含めたくさんのオシャレカフェを目がけて、在住の外国人や流行に敏感な若者たちが集まってくる。
カフェストリートとしても人気の「五原路」(上海)
この通りで人があふれて、ひときわ目立つ人気カフェがある。
流行に敏感な地元の若者たちも集まる人気のカフェ(上海)
それが「聚福SHANGHAI LANDER」。店内の雰囲気だけではなく、提供されるカップのかわいさ、レトロな雑貨など、乙女心をくすぐる商品も数多くとり揃える。
上海でマルチに活動をしている宇山つむぎさん
現地の若者にも人気のこのカフェで、作品展を開いているのが、上海在住のマルチ・イラストレーターの宇山つむぎさんだ。
可愛い雑貨であふれる店内(上海)
普段の生活では見逃してしまうことや、すでに自然と生活に入っている習慣などを中心にイラストを使ってユーモラスに紹介している。現地で生活している人なら、イラストを見ると、思わず「そうそう」「あ〜そうだったよね」と共感する部分が多い。
上海を東京とその周辺の地理に例えた“拿東京比喻上海的話”もユニークな発想!
イラストからも宇山さんの「上海好き」がヒシヒシと伝わってくるが、以前より上海には自然と親しみを感じていて、外国というよりも“ご近所感覚”だったと笑う。
取材を受ける宇山つむぎさん(中央)
宇山さんは中学生のとき、よくマンガを描いていたことがきっかけで、上海出身の同級生と意気投合した。それからその同級生といわゆる“つるんで遊ぶ”ことが多くなり、同級生の里帰りで一緒に上海へ行ったのが15歳のとき、宇山さんにとって初めての”上海”だった。上海が宇山さんの中でもっと身近になっていったと当時を振り返る。その出逢いが宇山さんと上海を結びつけた原点になる。
どの作品からも”宇山さんのキャラクター”がイメージできる?(上海)
大学卒業後、同級生が上海に帰国することを契機に、宇山さんも上海へ単身乗り込んだ。2016年のことだ。中国語もあまり分からず、周りに知り合いも少ないなかで、さぞ大変だっただろうと思う瞬間もないほど、笑いの絶えないディープな武勇伝!?を聞く。どこでも楽しく“マイペース”な宇山さんのキャラクターからして納得することだらけ。
店内で存在感MAX!宇山さんのPOPはインパクト大!(上海)
今回の作品展の「上海絵日記(とかまあ色々)」というテーマの付け方からも想像つくが、とにかく「おもちゃ箱」のような宇山さん。会うたび、話すたびに“楽しいこと”がどんどん引き出されていく。「作品展もそうだが、これからもいろいろなことをやっていきたい」と“止まらない”宇山さん。
作品の説明にも熱が入る宇山さん(上海)
上海に来た当初知り合った「格里董(グーリー・ドォン)」さんとも「白相大上海Shanghai City Walk」というスタディーツアーを共同開催するなどの行動派。機会があれば、ぜひ、宇山さんが運営するスタディーツアーに参加してみよう。
■宇山つむぎ作品展「上海絵日記(とかまあ色々)」:
上海市徐匯区五原路92号 カフェ「聚福 SHANGHAI LANDER」内。
最寄り駅は、Ⅰ、7号線の「常熟路」駅。
*作品展は、2021年5月末まで開催予定。
■「白相大上海Shanghai City Walk」へのお問い合わせ先:
Instagram ID : shanghaicitywalk
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