部屋に入る時に、カードキーを壁のスロットに差し込むと部屋内のあらゆる電気製品の電源がオンになる。ホテルではおなじみのシステムだが、自宅でも玄関ドアを開けた瞬間に照明やエアコンが作動し、テレビの画面がつくという生活が将来当たり前になるかもしれない。
ドイツのスマートホームセキュリティ製品企業デスマンが先日、中国のIT機器大手・華為科技(ファーウェイ)とコラボレーションした玄関ドア用スマートロックシステムを発表した。
この製品は、華為のスマート家電アプリ「智慧生活」によるワンストップ管理に対応し、家庭内の照明や電動カーテン、スピーカーなどあらゆるスマート家電と繋がっている。アプリで「帰宅モード」に設定しておくと、ドアを開けた瞬間に照明が点灯し、カーテンが閉じ、スピーカーから音楽や音声が流れるのだ。
疲れて帰宅した時にそれぞれのスイッチを別個に入れる手間が省けるだけでなく、出かける時も玄関のロックを掛けるだけであらゆるスマート家電機器の電源が自動で切れるというのは、とてもありがたい機能だろう。
また、外出時もアプリからドアのロック状況を知ることができ、家族の帰宅を確認したり、泥棒が入ったりしていないが簡単に確認できるので安心だ。ロックとしてのセキュリティレベルも非常に高く、指紋認証、暗証番号、ワンタイム暗証番号、二重認証、機械錠に加え、スマートフォンのウォレットアプリを鍵代わりにするという6つの方式から解錠することができる。一方で、不審者による解錠の試み、こじ開けなどの警報システムも搭載されているから安心だ。
セキュリティレベルの高いスマートロックシステムだが、心配なのはうっかり電池切れを起こして突然作動しなくなってしまうことだ。しかしこの製品は底の部分にUSB-typeCソケットが搭載されており、ケーブルでスマホとつなぐことで充電できるのだ。さらに、火災が発生するなどの緊急時には速やかに解錠され避難することができる機能も備えているからもしもの時にも安心だ。
このスマートロックシステム、18日に発売される。価格は1799元(約3万円)で、華為のオンラインショップのほか、天猫、京東などのECプラットフォームでは100元(約1700円)での予約販売が行われたという。
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