フルーツ天国、香港。日本では値段がお高めの南国フルーツも、香港では手軽に購入できる。
例年5月を過ぎる頃から、色々な南国フルーツが果物屋に並びだす。
先日、若者やローカル市民で賑わうモンコクの花園街を歩いてきたので、その様子をレポートしたい。
花園街はいわば庶民のマーケット。狭い通りの路面店は小さな衣料品店、雑貨屋などが並ぶ。
そして路面店の目の前には香港ならではの屋台が軒を連ねている。
売られているものはそれこそ多種多様。果物、野菜、衣料品、キッチン雑貨、ペット用品、靴、バック、アクセサリー、玩具など。写真はこの通りに何軒もある果物屋を回りながら撮ったものだ。
まずこちら、手前に積み重なる黄色い果物は日本人にもお馴染みのマンゴー。香港で買えるマンゴーは、フィリピン、台湾、タイ、インドなど世界各地から輸入されるので、1年を通して口にする事ができる。ただ、甘くジューシーなものが手に入りやすいのは、初夏から。
花園街にて、マンゴー
上段に並ぶ台湾の愛文芒果(愛文マンゴー)は香港でも大人気の品。置いてあるだけで甘い香りが部屋に充満するマンゴーは、1年で1回は食べたいと皆が願っているものだ。値段は大きさによって変わるが、この店のものはスーパーでよく見るものと同程度、リーズナブルな値段だと思われる。
花園街にて、マンゴー
こちらは茘枝(ライチー)。種類によって時期がかわってくるが、やはり5月頃からよくみかけるようになる。皮を剥いただけで甘い汁が飛び出すようなものは6月頃になると多くみかける。冷やして食べても非常に美味しく、喉越しも爽やかで甘くて美味しい。ただ、食べすぎには注意が必要で、1日10個程度までにした方が良いと言われている。
花園街にて、ライチー
2段目の毛のようなものが生えた果物はランブータン。5-8月頃に出回り、殻を割るとライチと同じような白いプルプルした果実が現れる。姿形は奇妙な果実だが、こちらの中身もジューシーで爽やかで美味しい。
花園街にて、ランブータン
リンゴの隣にある赤い果実はドラゴンフルーツ。輸入が多いので1年中よく食べられている。輪切りにすると白い果実が現れる。味はあっさりしており、キウイフルーツのような食感の種が入っている。
花園街にて、ドラゴンフルーツ
そして暑くなると飲みたくなるのがこちらのココナッツ。冷たくひやした物は夏によくみかける。その場で割ってもらい、中のココナッジュースを飲みながら歩くという人も多い。
花園街にて、ココナッツ
これからが旬になる南国フルーツ。マーケットでは珍しいものが見つかる事もあるので、色々見て歩いて味見をして頂きたい。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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