上海きっての「網紅(ワンホン/ネットで人気のモノやコト)」ストリートと言えば、「武康大楼(ウー・カン・ダー・ロウ)」周辺をおいてほかない。
人気の映えスポット・武康大楼(上海)
この「武康大楼」について少し紹介すると、「武康大楼」は1924年に建てられた歴史ある欧米式のアパートで、武康路のランドマーク的存在。
映え写真を撮る多くの若者でにぎわう(上海)
周りに高い建物がなく、すっきりしているので、遠くから見てもかなり目立つ。
武康路のランドマーク的存在の武康大楼(上海)
建物も、三角形のような細長の8階建てで、ユニークな建築デザイン。淮海中路と武康路の交差点に位置するが、平日でもこの建物がSNS映えするとして、写真撮影をする若者で通りがにぎわう。
休日はとくに混雑する通り(上海)
さらに、休日や祝祭日には、上海市外からも多くの若者が「打卡(ダー・カー/SNSのチェックイン機能を使う又は映え写真を撮りSNSにアップロードすること)」に訪れるが、絶好の撮影ポイントが通りを挟んだ向かい側とあって、そこに立ち止まり撮影する人で混雑する。こうした光景に、週末では交通整理をする警察官の姿も見られる。
新たにオープンした中国初の郵便局カフェ(上海)
もちろん、「武康大楼」だけではなく、周辺エリア、例えば武康路などのストリートにもおしゃれな網紅カフェやショップが並ぶ。天気の良い日には、ぶらりと散策するのもおすすめのエリアだ。
深緑の配達用自転車でレトロな雰囲気が漂うカフェ(上海)
さて、この人気エリアに、2021年9月、新たな「網紅店」が誕生した。それが、中国初!郵便局に併設された「武康大楼郵便局カフェ」だ。
武康大楼郵便局カフェ(上海)
もともとあった郵便局をスタイリッシュかつお洒落にリノベーション。
深緑色の郵便ポスト(上海)
カフェは、老舗の喬珈琲(ジョーコーヒー)とコラボレーションしている。ただ、カフェと言ってもイートインの席はなく、テイクアウトのみ。
紙カップデザインもシンプルで魅力的だ(上海)
ところで、カップデザインも「網紅店」となる魅力の一つ。カップには、郵便局の中国語「中国郵政」の文字が入っていて、シンプルながらも魅力あるデザインになっている。このカップを手に、武康大楼を背景として写真を撮れば、映えること間違いない。
新たな人気スポットに加わった郵便局カフェ(上海)
また、郵便局カフェの外には色鮮やかな花が咲き誇り、レトロな郵便配達用の自転車が置かれていて、これらの景色全てが「映え写真」へのエッセンスにもなっている。
郵便局内で販売の武康大楼オリジナルグッズ(上海)
隣接の郵便局では、ハガキや小包など通常の郵便業務を行っているほか、ポストカードやオリジナルカップなど、「武康大楼」デザインのグッズも販売されている。
喬珈琲(郵政店)・中国郵政(武康大楼郵政所)
武康大楼郵便局カフェ:
上海市徐匯区淮海中路1883号
最寄り駅は、地下鉄10号線「上海交通大学」駅
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