6、7月は中国では卒業の季節。卒業なんてまだまだ先、時間はいっぱいある、そう思っていた懐かしい日々が過ぎ、周りが慌ただしく動き始め、ああ卒業なんだ! と、それが青春時代だったことに気づく。
二人で常に生物工学専攻の1位、2位の成績を占めた(出典:新浪新聞)
毎年、多くの卒業記念写真が友達グループ内で送信され、共有される。今年その中でも注目されたのは、華東理工大学の「スーパー学才カップル」李媛媛さんと李嘩くんだ。2018年7月16日、新浪サイトが広州日報記者の取材記事を載せた。
二人が出会ったのは大学2年次、学内の優秀な先輩学生が新入生の学業を助ける活動においてだ。グループで一緒に図書館で問題を選んだり、手分けして復習したり、実験や学業で壁にぶつかった時に助け舟を出したり、切磋琢磨する中で愛が育まれた。
そろってメガネ? でも似合っている(出典:新浪新聞)
1プラス1が2より大きくなる、というのはこういうのを言うのだろう。
周りから「神ってる」と言われるほど優秀な二人は、MCM/ICM数学コンテスト、「東華カップ」化学コンテスト、ケミカル原理大賞などのリーダーとして活躍し、4年間でなんと53枚以上の賞状・ディプロマと8.6万元の奨学金を獲得した。二人で国際学術会議の通訳業務に参加したこともある。
2017年、二人は華東理工大学の代表チームの一員として、国際的な合成生物学の大会であるiGEMに出場、米国マサチューセッツ州ボストンに赴いてチームは金賞を獲得した。その準備段階で二人は新型の発光パドルを設計し、特許を取った。
iGEMに参加した華東理工大学チーム(出典:新浪新聞)
さぞかし堅物のガリ勉の二人と思いきや、ちゃんとドキドキ、ハラハラ、そして甘い普通の恋愛をしたのだ。李媛媛さんは言う。「彼は私を小さな世界から引っ張り出して、人の意見を受け入れるより良い私に変えてくれたの」。そして、李嘩くんはと、「彼女は僕に投げ出さないで頑張ることを教えてくれた。もう、なんでもどうでもいいということはなくなった。僕は一人じゃなくなったんだ」。
山間地域の留守宅児童に知識への目を開かせる(出典:新浪新聞)
「iGEMに参加して、世界の一流大学のチームから学んだのは、彼らがこのコンテストを趣味のように楽しんでいることだ。気楽におおらかに、平和に。学ばなきゃと思う」「大学に入った途端、遊んでしまう人もいるけど、大学の講義は長年の教学経験の賜物で、講義を熱心に聴く、それが試験前の一夜漬けよりずっと効果があるんだ」と、二人は語った。
二人とも復旦大学大学院のそれぞれの専攻に推薦入学となった。これからもお互いに相手に負けたくない、認めるもんか、でも尊敬してる、といった相矛盾する二人らしい付き合い方で、激励し支え合っていくだろう。
(情報元:http://news.sina.com.cn/s/2018-07-01/doc-ihespqrx7948922.shtml
http://news.sina.com.cn/c/2018-07-16/doc-ihfkffak2267158.shtml)
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