「えっ?手のひらで買い物?」上海に登場しているが、手のひらの静脈認証だけで買い物ができ、スマホを操作しなくても自動的に決済される無人コンビニの「Take Go」。
この「Take Go」の使い方はとても簡単!指定位置に手のひらをタッチさせると、ドアが開くので、好きな商品をとってドアを閉めるだけ。これで、支払いも自動的に完了している。
ショッピングモールの一角に「Take Go」
もちろん、初回利用には登録が必要。アリペイ(支付宝)決済にひもづけして、手のひらを登録する操作は必要になるが、その場でだいたい3分とかからずに登録が完了する。一度登録が完了すれば、次回からは手のひらだけでOK。
手のひらをタッチするとドアが開く
モバイル決済の自販機と比較してどれだけ便利か?という点では多少の疑問はあるものの、手のひらをタッチしてドアを開けるなど、近未来のショッピング体験をしているかのような気分になる。
見た目や規模からすると、無人コンビニというよりは、自販機の進化バージョンという感じなのだが、現金やモバイルでの支払いがないので、「手ぶら」ショッピングとしてみると、便利なのかもしれない?!
便利な?無人コンビニが上海に!
すでに、モバイル決済が普及している上海では、それだけでも十分便利だと思うので、「より便利になった」という実感はないが、上海人が好む?目新しさはある。
定番のお菓子?も常備!
時々利用しているという30代の男性会社員に「使ってみて便利か?」とたずねたところ、「まあ、多少はね」という答えがかえってきた。アリペイ(支付宝)やウイチャットペイ(Wechat Pay)支払い、顔認証システムが日常化しているので、あまりインパクトを感じないのだろう。
ただ、こうしたサービスを受けるには、中国に銀行口座をもっていることと、中国の携帯番号が必要になるので、観光客にとっては敷居がたかい。
初回利用は登録が必要!
最近は、日本から「無人化」市場の企業視察も多いが、実際に体験するには、スマホ決済アプリをダウンロードしている人の同行が必要になる。
上海では、現金NGのところも多くなり、無人コンビニなどで観光客が買い物をしようとしてもアリペイ(支付宝)やウイチャットペイ(Wechat Pay)がないと、どれだけ現金を持っていても水1本買えない。
レストラン街に設置中の「Take Go」!
上海に在住していると、ほとんど現金のやりとりがなく、現金を見ないで過ごすことも多い。病院の支払いも交通費も全てモバイル決済ができるので、「現金しか使えないところは?」と聞かれてもすぐに思い浮かばない。
急速に進むキャッシュレス社会の中国・上海、どこまで進化を続けていくのか、楽しみでもある。
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