先般、香港の街に多数出現しているレノン・ウォールについて書いた。
こちらは、モンコク東駅に続く陸橋にできたレノンウォールの一部を映したもの
ここに貼られているポストイット内の言葉を見ていくと、多くの人により同じ言葉が使われていることに気づく。それらは広東語のものがメインだが、”英語”で記されているものもある。その1つが「BE WATER」という言葉だ。
これはかの有名な武道家であり哲学者 ブルース・リーの「友よ、水になれ ( Be water, my friend )」という言葉を引用したものだそうだ。
ブルース・リーのこの言葉について触れているものを探して読んでいくと、「水の流れのように型にはまらずに、柔軟であれ」のような意味で説明をしているものが多い。
このBE WATERという言葉は、今回の抗議活動中に合言葉のように利用されている。たとえば抗議活動をネット中継で見ていると、寄せられてくるコメントの中に、多くの「BE WATER」という言葉を見ることができる。また、レノン・ウォールに言葉を残す人も多い。
あるレノン・ウォールで見つけたBE WATER
別のレノン・ウォールにあったBE WATER
(文・写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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