2018年4月17日の新北市平渓天燈節(平渓スカイランタンフェスティバル)の公式サイトによると、台湾の新北市で、毎年開催されている平渓天燈節の2018年中秋節イベントの日程が発表された。
もともと、ランタンを打ち上げるのは、元宵節(旧暦1月15日)の伝統的な行事だったため、新北市でも年に1回、元宵節のイベントとして、平渓天燈節が開催されていた。
毎年の元宵節のイベント開催では、数百のランタンが一斉に夜空に打ち上げられ、その幻想的な光景を一目見ようと、毎年、多くの観光客が訪れている。
温かい光で幻想的な夜空(出典:平渓天燈節公式サイト)
この天燈節(スカイランタンフェスティバル)は、無病息災を祈願したり、実現したい願いや夢をランタンに託して、空に放つイベントで、「天燈(スカイランタン)」は、「孔明燈」とも呼ばれ、三国時代の諸葛亮孔明が発明したと言われている。
ランタンと言っても、いろいろ種類があり、この平渓で打ち上げられるのは、気球タイプのやや大きめなランタン。ランタンの中の空気を火で温めて、手でもち、空に放つ。
中華圏では、毎年、元宵節の時期になると、鮮やかな色のランタンがカラフルにライトアップされるランタンフェスティバルが話題になるが、こうして真っ暗な夜空に美しく広がる幻想的な天燈(スカイランタン)もまたノスタルジックな雰囲気が漂い、訪れる多くの人を魅了している。外国人観光客が一度は行きたいスポットとしても有名だ。
一斉に放たれるランタンは何度でも見たい美しさ(出典:平渓天燈節公式サイト)
伝統的な行事だった平渓の「天燈節」が、現在では国際的に有名なイベント「スカイランタンフェスティバル」へと発展し、2017年からは、元宵節以外に、中秋節にも開催されるようになり、年2回、美しく、幻想的な夜空とスカイランタンが楽しめるようになった。
温かい光を放ちながら夜空にゆっくりと舞い上がるランタン。だんだんと高く、遠くなっていく光を眺めていると、ゆったりとした時間がながれ、それぞれの思いをのせたランタンとともに、心も高く、遠く飛んでいくような気持ちになる。
2018年中秋節のランタンフェスティバルは9月24日に開催予定だ。
情報源:http://skylantern.eidea.tw/
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