2018年7月25日、捜狐は、中国の花形プロスポーツであるバスケットボールのプロリーグCBAの名物「床拭きボーイ」のサクセスストーリーを紹介した。
スポーツの試合では選手が一番の主役であり、注目が集まるのはやはり選手たちだ。しかし時として、個性的なパフォーマンスを見せる審判や裏方のスタッフが脚光を浴びることもある。CBAの「床拭きボーイ」を務めて6年になる23歳の孟飛さんもその1人。CBAファンなら知らない人はいないほどの知名度だ。
(中国バスケ界の「床拭きボーイ」、孟飛さん 出典:捜狐)
孟さんが有名になった理由は、その超人的な床拭きのテクニックにある。試合中にプレーが止まると、汗で床が滑るのを防ぐためにスタッフが床を拭くのだが、孟さんは常に全力でダッシュしてコートに入り、高速でタオルを動かし、再びダッシュしてコートの外に出る。ほんの少しでも隙があれば、孟さんは迷わずコートに飛び出して拭く。まさに疾風のように現れて疾風のように去っていく、目にも止まらぬ早業である。
(床を拭く表情は、まさに真剣そのもの 出典:捜狐)
陝西省出身の孟さんは、17歳の時に初めて中国で開催されたバスケットボール国際大会のボランティアを務めた。それから6年あまりの間で189試合に「出場」し、地方のアマチュアチームの試合からCBAの試合、さらには中国代表の試合に至るまで、コートを全力で拭いてきた。現在は、男子ワールドカップの予選でも活躍しているとのことだ。
(見よこの躍動感、鬼気迫る表情を! 出典:捜狐)
孟さんは「床拭きボーイ」としてネット上で注目を集め、一躍人気者に。ファンだけではなく、多くのクラブからも一目置かれ、国際大会では各国の代表チームからも称賛を浴びた。そんな孟さんのプロフェッショナルな仕事ぶりを見た北京の会社が、社長補佐として年俸20万元(約330万円)で孟さんと契約したのである。
(中国国営テレビでも話題になった 出典:捜狐)
かくして「ホワイトカラー」となった孟さんだが、その仕事ぶりは全く変わらない。試合を盛り上げるため、常に最高のパフォーマンスを出すことを心掛け、今日もコートの脇でタオルを持って待機している。その夢は「いつか米NBAのコートを拭く」ことだ。
(情報源 http://www.sohu.com/picture/243170749)
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