さて 今回は、龍華酒店の内部をご紹介したい。
真っ赤なランタンが輝くアプローチを登っていくと、酒店の中庭に出る。そこは なんとも言えないレトロな空間だ。
こちらはレストランの内部。壁にかけられた数々の古い写真が、レストランの歴史を物語っている。
忘れてはならないのが、やはり香港映画の代名詞とも言えるブルースリー。この地が彼の映画のロケ地であったのを物語るかのように、ブルースリーの絵が飾られた部屋がある。店員に言えば心よく案内をしてくれるはず。
こちらの写真は、実はお手洗い。建物の古い造りやその美しさ故、お手洗いではあるが写真を撮って帰る人も多いのだとか。
さて、レストランの外観や内観の写真はこれ位にして、この日食べた食事をご紹介したい。
龍華酒店といえば、やはり鳩料理。日本人にはグロテスクに見えるかもしれない鳩の丸焼きはこのレストランの十八番料理で、外せない一品。
龍華酒店の鳩は、こんがりとした焼き上がりの皮のパリパリ感と肉のジューシーさが堪らない。思わずお代わりをしたほど。
珍しい料理としては、鳩の卵料理。なんとも言えないプルプルの食感をもつ鳩の卵料理は、筆者も初めての経験。話しの種に、ぜひこちらもご注文頂きたいひと皿。
北京ダックは皮を食べた後に身を炒めてレタスに包んで食べる事で有名だが、鳩も同じような料理方法で食べることができる。料理の見た目は北京ダックだか鳩だかまったく分からないが、食べてみると違いが分かるはず。
勿論、鳩料理以外も多数ある。
こちらは豆腐料理を塩コショウで揚げたもの。ビールのツマミに最高の一皿。
酒店がある沙田エリアは、中心地に比べて空気も良いので、水が美味しい場所でないと旨さが際立たない豆腐花(豆腐のプリン)も有名。この酒店では、4-5人前の豆腐花を取り分け、金木犀のシロップをかけながら食べる。
その古い歴史ある佇まいや美しいランタンのアプローチ、そして鳩料理の魅力を少しでもお伝えしたいと2回に渡ってご案内をした龍華酒店。郊外に位置するレストランだがその風情や目玉料理を目当てに、ぜひ足を運んでみて頂きたい。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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