FLY MEDIA BLOG

FLY MEDIA BLOG

2020.01.27
幸せを運ぶ車公廟

お問い合わせはこちらお問い合わせはこちら

1月25日は香港の新年。新年になると香港の人々が訪れるのが黄大仙寺院と車公廟である。黄大仙寺院はガイドブックなどでも詳しく掲載されている寺であるが、今回は車公廟についてご紹介したい。

 

香港幸せを呼ぶ車公廟

車公廟の正門

 

車公廟は宋代の将軍である車公を神格化し奉っている。現在の車公廟は、約100年前に建立された。建設以来、洪水や疫病から地域の民を守ってきた為に幸せをもたらすという評判が広がり、香港中の人が参拝に訪れるようになったそうだ。

 

1年を通し香港内外から多くの人が訪れる廟ではあるが、中でも最も賑わうのが旧正月の2日目及び3日目である。人々は元旦に黄大仙寺院を訪れる。そして車公廟は旧正月の第2日に行われる車公祭 或いは 第3日に参拝をする、という市民が多い。正月第3日目は「誰かとあうと喧嘩をしやすい」という言い伝えがある為、人々はお互いに訪問し合うのを避けて、寺院の参拝などをして過ごす為である。

 

香港幸せを呼ぶ車公廟

車公廟も旧正月を迎える準備が始まっていた(正月前に撮った写真)

 

本堂に入ると車公の巨大な像が奉られている。神格化され奉られている像の為に写真は省くが、大きな車公像からは力強さが伝わってくる。

そして、車公廟の両脇には小さな銅の車輪(風車)が置かれている。人々はこの車輪を3回まわすと願いが叶うと信じており、車公像への参拝のあとは車輪を回してから帰途につく。

 

香港幸せを呼ぶ車公廟

外から見た本堂のようす

 

香港幸せを呼ぶ車公廟

本堂内の車輪(風車)

 

本堂以外にも、車公廟の境内には多くの風車が飾られている。

 

香港幸せを呼ぶ車公廟境内に飾られている大きな風車

 

旧正月の参拝を終えた人々は、みなそれぞれ小さな風車を手にしている。最寄の駅のホームでは風車を持った人が多数乗ってくるので、すぐ参拝後の人だという事が分かるほどだ。

 

香港幸せを呼ぶ車公廟

廟のすぐ近くにできた旧正月期間限定の露店

 

境内の中やこの露店で、人々は縁起物を買い求める。

 

香港幸せを呼ぶ車公廟

露店には多くの縁起物が売られているが、一番の人気は風車だ

 

香港の旧正月の風物詩とも言える車公廟への参拝の様子、そして真っ赤な風車がまわる様はぜひご覧頂きたい正月の光景だ。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)

 

 

株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「幸せを運ぶ車公廟」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。


お問い合わせはこちらお問い合わせはこちら
totop TOPへ

東京本社 Tokyo Headquarters
〒170-0013
東京都豊島区東池袋2-44-2 庄司ビル2F
TEL: 03-5843-3063 / MAIL: desk@flymedia.co.jp

中国法人 China Corporation
FLY MEDIA CHINA(優視飛翔(北京)文化伝播有限会社)
〒100026
北京市朝陽区姚家園路105号3号楼4階501室6
URL: https://www.flymedia-china.com/

© FLY MEDIA Co.,Ltd. All Rights Reserved.