中国の通信機器大手ファーウェイ(華為技術)が12月21日、「Mateが月に戻ってきた」と題してスマホ最新機種のMate 50が誇る「ブラックテクノロジー」を紹介するPR動画を公開した。ストーリーは月面上でトラブルに見舞われた宇宙飛行士を、Mate 50が最新機能によって救うという内容だ。ファーウェイは4年前にMate 20を発売した際に、宇宙飛行士の「小馬」が宇宙空間から地球の写真をMate 20で撮影したという設定の「宇宙からの写真.jpg」という広告を出していた。だから「Mateが月に戻ってきた」のである。今回のPR動画は、4年前の続編ということで注目を集めた。
「Mateが月に戻ってきた」のPR動画では、月面上で作業をしていた「小馬」がうっかり通信信号タワーにぶつかったことで通信が切断され、宇宙ステーションと連絡が取れなくなってしまう。そこでジャンプしたり高いところに登ったり、車を使って月面に「SOS」を描いたりするも気づいてもらえず途方に暮れていたところ、同僚が撮影のために持っていたMate50 Proをうっかり月面上に落としてしまった。しかし強化ガラスを搭載しているため同機は無事だった。しかもこの出来事で「小馬」は同機に衛星通信機能が付帯していることを思い出す。同機を手にした「小馬」は中国の衛星測位システム「北斗」を通じて宇宙ステーションにいる同僚にメッセージを送ることに成功した。
連絡が取れて喜んだのも束の間、今度は「小馬」の宇宙服のどこかから空気が漏れ出しているトラブルが発覚。すると「小馬」はMate 50Proのマクロ撮影機能を使い、肉眼で見つけるのが困難なほど非常に小さな綻びを見つけることに成功した。さらに、スマホを使いすぎてバッテリーが残り1%になり、「酸素自動販売機」が使えない事態も発生。そこではMate 50シリーズに搭載された、バッテリー残り1%の状態で12分間の緊急通話もしくは10回のバーコード表示、あるいは4回のバーコードスキャンを可能とする「緊急モード」が活躍し、販売機にバーコードを読み込ませて酸素を無事購入することができた。
PR動画のなかでは、Mate 50シリーズに搭載された頑丈な「崑崙」ガラス、衛星通信機能、高性能なカメラ機能、そして緊急モード機能が紹介されている。舞台は宇宙空間であるものの、トラブルの内容は日常生活でも起こりうることばかりで消費者の共感も得られそうだ。中国は今宇宙開発を積極的に進めており、独自開発の宇宙ステーション「天宮」も11月にすべてのモジュールとの接続が終わり、完成した。宇宙空間でスマホを利用するシーンが現実化して、当たり前の光景になるのもそう遠くないのかもしれない。
(出典:https://tech.ifeng.com/c/8Lv6YigqJfq)
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