ユニークで斬新、個性豊かなバーが多い上海で、2013年から息長く、正統派バーとして地味に!?“君臨”しているのが、「AVENUE JOFFRE BAR(アベニュー・ジョッフル・バー)」。
古い洋館、ハイエンドなショップやレストランがたち並ぶプラタナスの並木路を歩いていくと、「AVENUE JOFFRE BAR」のある「永嘉庭(ヨン・ジィア・ティン)」にたどり着く。
この「AVENUE JOFFRE BAR」で、バーテンダーとして腕をふるっているのが、オーナーの原田宗紀さん(38歳)だ。銀座で修行後、縁あって上海へわたり、上海の有名なバーでの勤務を経て独立、「AVENUE JOFFRE BAR」をオープンした。
焼酎カクテル「サツマンハッタン」が一番人気!(上海)
かねてから、日本のお酒をベースにしたカクテルを広く現地のお客様に紹介したいと思っていた原田さんだが、実は今回、「鹿児島県焼酎カクテルフェア」というイベントの一環でオリジナルの焼酎カクテルを開発。
芋焼酎のくせある独特な香りと味を魅力としてひきだすことを意識してつくったカクテルが、「赤薩摩」ベース・「Satumanhattan(サツマンハッタン)」、「奄美黒糖焼酎」ベース・「Amami Missionary(アマミ ミショナリー)」、「薩州魂」ベース・「Matcha Pudding(抹茶プディング)」の3種類。
とくに、「サツマンハッタン」は、手にすると焼酎独特の香りが漂うが、この3種類の中で、一番人気なのだとか。他2種類のカクテルは焼酎の香りがうすく、甘さがあるので、焼酎が苦手だという人にも飲みやすく、焼酎のイメージがガラリと変わる味だ。
ところで、「AVENUE JOFFRE BAR」は、現地(中国人)のお客様が8割。カウンター席から「MUNEさん」と声をかけられると、原田さんは流暢な中国語で応対し会話を楽しむ。原田さんがカウンターに入ると、続々とカクテルの注文が入る。注文の一杯一杯を丁寧にかつスピーディーにつくっていく。
「腱鞘炎になるのでは?」と思うほど、ステア(カクテルをつくる時、バー・スプーンでかき混ぜる方法)の回転が早く、かつスピードが均一に保たれている。しかも氷もバー・スプーンもグラスに触れない。一見すると、簡単そうに見えるが、氷を入れたグラスをくるくるかき回すステアの良し悪しが味にも影響すると言う。
ちなみに、焼酎カクテルのほかに、お店いちおしのカクテルが男女問わず人気の高い「季節のフレッシュフルーツを使ったカクテル」で、お酒の苦手な人にもおすすめの一杯。
上海の夜、日常とかけ離れた時間を過ごすのにぴったりな「AVENUE JOFFRE BAR」は、女性一人でも安心してふらりと行け、日本語も通じるので、上海旅行で行きたいバーとしてのリスト保存は必須だ。
現在、「焼酎カクテル」は期間限定だが、人気が高いので、定番メニューになるかもしれない⁉︎異国で飲む「焼酎の味」、訪れたときはぜひ注文してみよう。
「AVENUE JOFFRE BAR」:上海市徐匯区永嘉路570号 永嘉庭5号楼1楼
最寄駅は地下鉄1号線の「衡山路」駅
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