日本は暑い秋から一気に冷え込んだという知らせを耳にしたが、実はこちら台湾も同じような天候が続いている。今週から台北の気温も一気に下がり、街では長袖やジャケットを着て歩く人を良く見かけるようになった。過ごしやすい台湾の秋は非常に短く、また雨の多いジメジメとした冬が来るのかと思うと少々憂鬱ではある。
感染者も連日0人、1人と非常に少なく平和なムードが続いている台湾。月曜日は死者、市中感染者、海外からの感染者が全て0を記録し、安堵の声が響き渡った。このまま終息に向かってほしいと切に思うが、感染が爆発するであろうと言われている冬はまだこれからだという声も多く、やはり完全には安心できない日々が続いている。
感染が落ち着くたびに出てくる声が「海外旅行はいつになったらできるのか?」という声だ。これまでもたびたび政府の会見などで話題になってきたが、今年中は無理だろうというのは殆どの人々が覚悟しているようだ。中には2024年になるだろうという専門家の声もあり、残念を通り越して諦めの境地にくる人もいるようだ。
そんな中、大の日本人好きとしてしられている台湾の人々はネット上で日本の紅葉や今まで歩いた街並みの映像を見るたびに「一体いつになったら我が祖国へ行けるんだ。」「いい加減里帰りがしたい。」と日本をまるで自分の故郷のように懐かしむ人や「もう限界だ。」「そろそろ発狂しそうだ。」と痺れを切らしている人も多数見られる。
そこで今回は台北の街で見かけた台湾人の日本ロスが分かる様子をご紹介しよう。
今月最も日本化していたのが台北のメインステーションである台北駅の地下街である。
日本人も驚くほどよく出来た鳥居
憧れの秋の京都をパネルで再現
桜の赤い傘の前で記念撮影をする人も
なんと首里城の姿も…
これらは全て台北地下街に置かれたものだ。年に一度台北地下街では「浴衣祭り」が開催され、多くの台湾人が浴衣を着て日本気分を楽しむのだ。
立派なやぐらまで!
今年はコロナの影響で日本へなかなか戻れていない日本人も多い事から、日本を懐かしむ日本人も一緒になって楽しめそうな勢いだ。
こちらは現在実施されている大手スーパー家樂福(ジャールーフー)の日本フェアの様子
フロアいっぱいに貼られた「日本一番」のパネル
最近新しくオープンした日本食料品を扱う店は昭和レトロを意識した作りだ
マリオにアトム、奥にはリラックマまで!
台湾に暮らして日々思うことは「台湾人がいかに日本を好きでいてくれているか」という事。日本を意味する「リーベン(日本)」という単語を聞かない日がないくらい、台湾人は日本が好きなのだ。
日本でも「台湾ロス」に陥っている日本人が多く、各地で台湾イベントが開かれているようだが、この日台友好関係がいつまでも続く事を祈るばかりだ。
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