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2021.10.22
伝統医学にもハイテクの波、AIお灸ロボットが登場

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■人間の経験と技術が頼りだった中国伝統医学

医師が脈の状態や舌の色、お腹の張り具合を視診や触診で確かめ、体質に合わせて組み合わせた生薬を処方し、患者がこれを煎じて飲むという中国伝統医学。他にも体に多数存在するツボを刺激して体調を整える鍼治療、灸治療、平べったい石のような器具で体をこする刮痧(かっさ)、背中に残る丸い跡が特徴的な吸い玉(カッピング)いった治療法が存在するが、これまではいずれも施術する人の経験や技術、センスに依存するところが大きかった。

 

■始まった伝統とハイテクの邂逅

しかし中国では近年、伝統医学による診察や治療を補助する装置、ロボットが次々と開発されており、治療の効率化に貢献している。例えば、脈の強さや波形を解析したり、舌の形や色などをカメラで捉えて解析したりといった具合だ。そして、この程新たに正しい位置にお灸を据えてくれる人工知能搭載のお灸ロボットがお目見えして業界で注目を集めた。

 

■熟練のプロにも引けを取らない技術

開発されたお灸ロボットは3つのアルゴリズム、6つの制御装置技術からなり、40を超える特許技術が駆使されている。お灸を据えるツボの位置はWHOの国際規格も作られているが、例えば「くるぶしの頂点から指4本分」といった説明であるため、患者1人1人のくるぶしの位置を特定できなければ正しいツボが見つからない。そこでロボットは視覚装置と人工知能を駆使して患者の体格や各部位の位置を把握、専門の医師に近い精度で正しいツボの場所を探し当てる

 

ツボを特定すると、ロボットアームに付帯するカートリッジ部分にセットされたお灸のスティックがカートリッジ部先端の発熱部分に触れて燃え、その熱がツボの部分に照射される仕組みになっている。赤外線センサーによって熱が当たる位置や角度をリアルタイムで調整し、より均一にかつ安全に皮膚に熱が届くように制御できるほか、灰や燃えカスを吸引、排出する管も付いているので、煙たくなったり灰で肌や衣服が汚れたりすることもない。

■安全安心で、端末による複数台操作も可能

しかも、ロボットは遠隔操作が可能で、1つのタブレット端末から最大で5台のロボットを制御することができるため、人手不足により順番待ちで患者が行列を作るようなケースを減らせるほか、人為的なミスの低減も期待できる。

 

このお灸ロボットは、中国でポピュラーな紙巻きタバコのような棒状のお灸に火をつけて、ツボに近づけて熱を伝えるという関節灸の一種、棒灸を自動化したものだ。家庭にあれば、病院などの施設に行くことなくプロ級の絶妙な施術を享受でき、病院や各種療養施設に設置すれば施術の効率アップにつながる。長い歴史を持つ中国伝統医学にも、スマート化の波が押し寄せている。

 

(出典:https://mp.weixin.qq.com/s/uspNicI0NDxaU3IXP2LCxQ

 

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