コロナ第４波に突入した台湾。日本と同じように類別がインフルエンザと同じ四類に引き下げられ、本格的なウィズコロナ生活に突入した。連日200人以上の感染者が出ているという報告が出ているが、実際には軽症感染者が2.3万から2.8万人がいるのではないかと報じられている。また感染による死亡率も徐々に増えており、9割が持病があり、9割が60歳以上とのこと。日本や中国でも感染者が増え始めている為、今後の各国の対応が気になるところだ。

海外旅行が解禁になってから半年以上の月日が経ったが、統計によると今年１月から３月までに日本を旅行した台湾人は80万人。台湾の人口を考えると、それだけ多くの人が日本を楽しんでいる事が分かる。今週台湾で話題になったのはそんな日本旅行ブームの台湾で著名台湾人ユーチューバーが日本のチェーン店５店舗を「日本の不味い地雷店５店」として店名を公表し、それぞれの店内で中国語を使い酷評した動画が大炎上したニュースだ。

値上げラッシュの中、限られたコストで奮闘している点にも触れて欲しい

既に動画は削除され新しく謝罪動画が発表されていたが、炎上騒動は日本まで飛び火し、更に急遽日本語の謝罪文が発表されるようになった。酷評のターゲットとなったのは某牛丼チェーン、蕎麦チェーン、ファーストフードチェーン、天丼チェーン、ファミリーレストランチェーンだ。台湾人の視聴者からは「台湾の恥さらしだ。」「日本の食文化をバカにしている。」と多くの批判の声が上がった。日本人からは「二度と日本に来てほしくない。」などの辛辣な言葉が並んだ。日本のニュースでは炎上騒動→謝罪文発表までの内容が報じられていたが、台湾ではとっさにその動画に対して反撃した日本在住の台湾人ユーチューバーが一緒に紹介されている。　

10万人の登録者のいる人気ユーチューバー多米多羅氏は今回の炎上騒ぎの後、酷評された店のうち４店舗に即座に足を運び食事をしながらそのチェーン店がいかに良い店かという事を中国語で説明。動画は2９万回視聴されており、1.4万のいいねが押されている。

某蕎麦チェーンに対しては価格の安さを強調し、「味は普通かもしれないけど、お腹がいっぱいになる。それに提供されるのが早い！」とフォロー、「学食レベル」との酷評には「私の学校の学食は本当に美味しかった。」と更なるナイスフォロー。某ファーストフードのチキンには「なんてジューシーで柔らかくて美味しいんだ。」と絶賛。某ファミレスに対しては「スイーツも和食も洋食もある、テーマパークのようだ。」と絶賛、ドリンクバーのコスパのよさにも言及し、安い価格でゆったりと過ごせる点にも触れ、その良さをアピールした。牛丼チェーンには「何度か行った事があるけど一度もマズイと思ったことはない。」とネギと生卵をのせた牛丼を一気にたいらげた。日本人の生活の中に溶け込んでいるからこそのそれぞれの店舗の素晴らしさを約6分間の動画で分かりやすく伝えている。

海外旅行において食は非常に大切で、美味しくない店に当たってしまった経験は誰しもあるであろう。しかしながら味への感想は全ての人が同じではないし、その時の体調によっても変わってくる。さらに言うとその時の店の状況によっても変わってしまう事もあるだろう。しかしながら多くの人が閲覧するSNS上でダイレクトに「不味い」と言ってしまうのは最終的には従業員の仕事を奪ってしまう結果を招きかねないし、その店を常に利用している人々への屈辱にもなる、炎上させてしまったユーチューバーは台湾、日本それぞれから批判を浴びてしまったが、すかさず日本のチェーン店をフォローした多米多羅氏の動画も中国語ではあるがぜひ多くの人に見てほしいと思った。

多米多羅氏のYouTube動画

https://www.youtube.com/watch?v=ldyWzb7A1DI

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本日御紹介した「日本に飛び火した炎上動画、報じられていないもう一つの動画があった。」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。