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2023.04.26
卵の次は豚肉?台湾の食に関する問題をレポート

アフターコロナ時代に向けて次々とコロナ政策の緩和が発表されている台湾。

25日にはコロナウィルスによる感染症COVID-19の分類を5月1日から5類からインフルエンザと同じ第4類に引き下げる事が発表された。同時におよそ1200日間に渡りコロナ対策の指揮センターとして機能してきた「中央疫情指揮中心」の解散も発表され、「アフターコロナ時代の到来」として大きな話題となっている。

 

日本と同じく、突然の暑さからまた涼しい日々が続くようになった台湾。今回は台湾の食材に関する話題をレポートしよう。

 

卵の販売状況が標された地図が開発されたり、卵の盗難事件が発生したりと、「卵の乱」の名がつく程、卵不足が騒がれていたが、ここ最近は少し落ち着きを取り戻しており、スーパーでもたびたび卵を見かけるようになった。とはいえ価格の問題もあり、以前のように手軽に購入できるような状況ではないという人も。現在ネットニュースなどで話題になっているのが「卵の次は何の食材が不足する?」という話題だ。コロナやウクライナ侵攻の影響を受け様々な商品、食材の品薄現象が起きている今、次なる試練に備えようという考えも出ているようだ。この後不足するのでは?とネットニュースで書かれているのが「豚肉」だ。

 

  

  スーパーに陳列された真空パックの豚肉

 

4月5日の清明節の前には豚肉の価格が値上がりしており、1kgあたり100元台に達し歴史上最高値となった。家畜用の飼料の値上がりや疫病が影響していると言われており、台湾全体の豚肉の供給量が不足しているようだ。卵と同じく豚肉も台湾人にとって欠かせない食材であり、宗教上の理由で牛肉を食べない人も多くいる中、現在飲食店関係者が悲鳴をあげている。政府は今後に向けて輸入量を増やし、供給を安定させると発表している。

 

  卵、豚肉、それぞれ台湾人の食事には欠かせない

 

また、台湾では2月あたりから深刻な水不足が問題とされており、多くの農産物に影響を与えている、特に日本人も旅行の際に土産物としてよく購入している「茶葉」への被害が大きく、5億元以上の被害が出ている。今後価格にも影響してくる事は間違いないだろう。

 

 台湾茶の品質は世界レベルと言われている

 

戦争や異常気象が我々の生活に影響を与えている、今後また様々な影響が現れ続けると思うと、平穏な生活が実にありがたいものなのだとつくづく感じる。

 

 

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