ちょっとした外出や観光に無人運転のバスやタクシーを使い、無人のミニ車両が街の治安や衛生を守るべくパトロールする……そんな街のスマート交通システムの実用化に向けた試みが今、中国各地で進んでいる。
広東省広州市黄埔区で2月9日、同区と百度(バイドゥ)の自動運転サービスのコラボレーションによる、自動運転プラットフォームMaaSの試験運用が開始され、市民の外出や日常生活を一層快適、便利にする5種類の自動運転車両がお目見えした。
MaaSプラットフォームは、各種型式の自動運転サービスを集約し、ユーザーに最も適した自動運転ツールによる外出を提供するというもの。運用されている自動運転車両は、決まったコースを走行するシャトルバス、好きな場所で拾って目的地まで乗ることができる自動運転タクシー、観光地を巡る遊覧バス、パトロール車両、そして無人販売や清掃、消毒などの任務をこなす多目的小型車両の5種類だ。
市民はスマートフォンにインストールしたアプリを使って自動運転サービスの利用を予約することができる。車内に設置された画面には、走行情報や信号の待ち時間、交通情報などさまざまな情報が表示されるとのことで、まさに近未来感にあふれている。
百度ではすでに、人工知能、5G通信などの最新技術を駆使した自動運転外出サービスを北京、長沙などの都市で運営しており、すでに20万人以上が利用しているという。さらに今後3年間で30都市にまでサービスを拡大する予定だ。広州市黄埔区で試験運用が始まった複合型のスマート交通システムは世界初の試みということで、世界をリードする中国のスマート交通整備が今後一層加速することになりそうだ。
(出典:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1691208105193748151)
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「バス、タクシー、清掃車…すべてが自動運転な次世代シティが始動」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。