香港の春といえば「イースター」。今年もそろそろイースターの季節がやってくる。
旧正月が終わり正月飾りが外されると、今度はイースター関連の雑貨を見かけるようになってくる。
元イギリス領であった香港では、中国文化に加え西洋文化の名残も多く残されている。まさに東西がうまく混在しているミックスカルチャーを持つ土地なのである。
ちなみに例年、イースターの間は連休となる。今年のイースター連休は4月2日から6日まで。
普段はこの連休を使って海外旅行に出かけるという香港人も多いのだが、今年は香港内でおとなしく友達や家族と過ごす事になる。
となれば、せめて自宅をイースター飾りなどで盛り上げ、ホリデー気分を味わいたいところである。
今日はイースター気分を盛り上げるのに欠かせない、イベントグッズをご紹介したい。
誰でも気軽にグッズを買うことができる場所は、まずはスーパーマーケットであろう。
スーパーマーケットの中でも外国製品が多めに揃っている少し高級志向のスーパーへ行けば、たいていの場所でイースターコーナーを見つけることができるはずだ。
イベント用コーナーで売られているもので一番目立っているものは、間違いなくイースターエッグであろう。
卵は復活の象徴とされ、卵本体や卵から孵ったヒヨコはイースター用品でも最も多く売られているものだ。
スーパーマーケットで見つけたイースターエッグ
欧米の家庭では卵を自分たちで色づけして飾ったりするようなのだが、香港では既にカラフルに色づけされた卵や、自分たちで色付けしたりテープを貼ってDYIできる真っ白な卵が多い。(ちなみにこれらの卵は発砲スチロールや軽い玩具でできている)
自分で色づけできるようになっている、真っ白な卵型玩具
こちらは貼りつける事ができる花や飾りがセットになった卵
また卵やヒヨコ以外によく見かけるのが、イースターバニーと呼ばれているウサギだ。
ウサギとイースターの関係を調べてみると、ウサギは多産であるという事から生命の復活と繁栄を祝うイースターシンボルとして用いられるようになったという事だ。
スーパーのグッズ売り場ではウサギや、ウサギの主食である人参をモチーフとした飾りや、パーティーなどで使えそうなウサギの髪飾りが売られていた。
こちらはDIYできるウサギ方の玩具
女の子が大喜びしそうなウサギの髪飾り
卵やウサギがモチーフになったイースターのバック
他にイースターグッズをよく見かけるのは、イギリス系の小売店であるマークス&スペンサー。
食料品売り場へ行くとイースターエッグ、ヒヨコ、ウサギの形をしたチョコレートや缶入りお菓子が売られている。
カラフルでセンスの良いスイーツは、地元の人がプレゼントに利用したり観光客のお土産としても喜ばれている。
マークス&スペンサーで売られているウサギ型チョコレート
イースターエッグの形をしたチョコレート
ウサギやひよこをモチーフにしたスイーツボックス
東西の文化が織り交ざった香港では、双方の文化をイベント毎に楽しむことができるという魅力がある。来年は春の訪れを、ぜひ香港で感じていただきたい。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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