もう直ぐ香港の地下鉄に新しい駅が加わる。
こちらは現在(執筆時点で6月25日)時点の地下鉄路線図。右上から下方へ走っている茶色の路線が屯馬線(一期)。現在は上の鳥渓沙駅から旧香港国際空港のあたりの啓徳駅までが繋がっているのが分かる。
これから開通するのは、啓徳駅の先の宋皇臺駅と土瓜湾駅。まだこちらの路線図には記されていない駅だ。両駅とも今までバスでの移動がメインになる場所であった為、地下鉄駅開通により往来が便利になりそうだ。
6月25日現在のMTR路線図
そして宋皇臺駅と土瓜湾駅が開通した後、屯馬線は緑色の路線上にある何文田駅を通り最終的に紅磡駅まで繋がる。その後、現在赤紫色で記されてる紅磡駅から屯門駅までの路線と交わることとなる。
こうして繋がり終えた屯馬線は、烏溪沙駅と屯門駅間で全27駅、長さ約56kmという香港MTRとしては最長の路線となる予定だ。
この路線の全貌がお目見えするのが6月27日。それに先がけて乗り入れ駅である紅磡駅では構内の工事が行われた。以前はブルーのラインである東鐵線と赤紫の西鐵線がホーム上で向かい合わせとなっており、それぞれを紅磡駅で乗り換えることが可能であった。しかし今回の屯馬線開通に伴い、西鐵線のホームの引越しが行われた。
引越しが行われた紅磡駅のホーム
以前はこちらの改札からは東鐵線と西鐵線の双方へ行くことができたが、現在は東鐵線専用改札となってしまった。
東鐵線と屯馬線を分けることにより新しくお目見えした、屯馬線専用の紅磡ホーム
来月には香港最長の路線、屯馬線が記された新しいMTR路線図が張り出されている事であろう。特に地下鉄が新しく開通する宋皇臺駅と土瓜湾駅は昔ながらの香港が色濃く残るエリア。
今後より便利に訪れることができるようになりそうだ。
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紅磡駅