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2018.08.13
香港・ランタオ島にある34メートルもの天壇大仏

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香港には230以上もの島がある。その中で一番大きな島がランタオ島。

ランタオ島には 各国からの飛行機がひっきりなしに離発着する赤鱲角香港国際空港が位置しているので、香港へ訪れる人であれば誰しも足を踏み入れる島であろう。

 

そのランタオ島、実は観光名所が目白押し。今日はその中の一つ、ビックブッタとも呼ばれる「天壇大仏」をご紹介したい。

 

天壇大仏はランタオ島の中西部、標高520メートルの山に鎮座している。天壇大仏のある場所まではMTRトンチョン(東涌/Tung Chung)駅と呼ばれる所からバスで片道50分、或いはゴンピン360(Ngong Ping360/昴坪360)と呼ばれる片道25分ものケーブルカーで行く事になる。

 

「天壇大仏」は12年という歳月をかけて1993年に完成。蓮華座を含めた高さは34メートルにも及び、胴体は160の銅製のピースを繋げて作られている。

また、この「天壇大仏」は中国本土である北を向いて座っているそうだ。

 

 

大仏の近くに行くには、この268段の階段を登らなくてはならない。各国から来た観光客が、途中で何度も休みながらこの階段を登っている。香港に来たからには一度はこの大仏を間近で拝みたいのだろう。

 

因みに大仏の台座回りまでは誰でも行くことができるが、大仏内部にある展示を拝観するのは有料となり、階段下の入り口脇にあるチケットブースで入場券を購入してから階段を登る必要がある。

 

階段の途中から見た「天壇大仏」

 

やっとの思いで階段を登ると、真上に「天壇大仏」を見上げることができて迫力満点である。

この優しく慈悲深い表情の大仏を前に、多くの人が熱心に祈りを捧げている。

 

 

大仏の左右にある六天母像も、表情が非常に美しく一見の価値がある。

 

 

筆者が訪れた日はちょうど霧がかかったり小雨が降ったりしていたが、霧が晴れた時に台座回りから見下ろせる周囲の景色も美しくオススメだ。

 

大仏の裏側あたりからは 緑の濃い山と海を見下ろすことができる。

 

大仏の目の前には、香港の中で最も重要な仏殿の1つであり「南の仏教世界」と呼ばれているポーリン(寶蓮)寺が見える。

 

次回は、大仏の周囲にあるポーリン(寶蓮)寺や香港一の風水スポットといわれるハートスートラ(心経簡林)をご紹介したい。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)

 

 

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