どこへ行っても人で溢れ返っている狭い香港。そんな狭い香港にも、日本人にまだあまり知られていないレアな場所が残っている。そんな穴場的な場所を、少しずつご紹介をしていきたい。
まず1回目の穴場紹介は、沙田にある「スヌーピーワールド」。
沙田というのは新界にある住居・商業地区として栄える一大ベットタウンで、香港でもっとも人口が多いエリアの一つとして名を馳せる場所でもある。
スヌーピーワールドの入り口の様子
尖沙咀などの九龍中心部から約30分という好立地にも関わらず、緑豊な山やドラゴンボートレースも開かれる城門河などの自然に囲まれていて空気も良いのが沙田。
また、駅の回りには「ニュータウンプラザ」と呼ばれる大きなショッピングモールがあり、モール内には人気のショップやブランド店だけではなく、日系のシティスーパーや元西友(現在は地元資本の一田)、そして大型ホテルも隣接している。
まさに、ここへ来たら欲しいものは何でも揃うといわれている場所で、地元香港だけではなく中国からの買い物客・観光客にも人気の場所だ。
そんな沙田のニュータウンショッピングモールの屋上に、今回ご紹介する「スヌーピーワールド」がある。ここはスヌーピーを主題にしたアジア初のテーマパークだといわれている。
モールの屋上にあるスヌーピーワールドの回りには、多くのマンションが立ち並ぶ
まさに、「香港のベットタウン」という光景だ
このスヌーピーワールドは2000年に造られた。さほど広くはないが、入場料は無料。
買い物の合間に楽しんだり、子供連れやスヌーピーファンには嬉しい場所だといえる。
園内にはちょっとしたアトラクションがあり、また撮影スポットが幾つもある。
こちらはスヌーピーワールド行きのイエローバス。スヌーピーの仲間と一緒にバスに載ってみたくなる。
ニュータウンプラザで買い物をしたレシートを見せると載ることができるカヌーのアトラクションもある。
乗船時間3分ほどの小さなアトラクションだが、スヌーピーの世界に浸りきるには十分。
子供たちが喜ぶ遊具もある。
記念になる撮影スポットもたくさん。
こんな漢字交じりの表記を見るのも香港ならではで面白い。
テーマパークというと、香港ディズニーランドやオーシャンパークばかりが思い浮かぶが、ちょっと足を伸ばしてこんな穴場を巡るのも面白いかもしれない。
ただ、とても小さなスポットなので、ほかの沙田の見所とあわせてスケジュールを組むのがよいだろう。
(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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