ハーバーシティ（海港城）は、香港で最大級を誇るショッピングモールである。

約700軒もあると言われているショップは高級レストランから最先端の流行店・世界各国のグルメを楽しめる各種レストランが揃っているだけではなく、モール内には高級デパートやホテルが3軒も連結している。まさに、香港随一の巨大ショッピングモールといえる。

 

そのハーバーシティ、季節ごとに色々な仕掛けをしていてショッピングをしなくとも、つい足を向けたくなる場所だ。その話題作りのプロとも言えるハーバーシティが、昨年秋は なんとインベーダーを呼んだ。

 

インベーダーというのは、有名なフランス人のストリート・アーティストである。昔ながらのゲーム「スペース・インベーダー」の中のキャラクターをタイルで作り、それを世界各国のストリートに残している。日本にもインベーダーが来たという事で一時期話題になったが、実はここ香港にも数回来港している。

 

そのインベーダーがハーバーシティーに現れたという事で、昨年秋は相当話題となった。これらがそのインベーダーアートである。

 

 

 

 

上記の写真は広東ロード側のハーバーシティ・外観にある日突如として現れたもの。ブランド通りとして有名な広東ロードを歩けば直ぐに目に入る場所にあり、「何だろう？」とつい足を止めたり 近くへ寄ってみたくなる。

 

 

勿論外観だけではなく、ハーバーシティ内にも多くのインベーダーアートが残されている。

 

 

 

レトロなインベーダーアートは、70年代～80年代にゲームに熱中した人々だけではなく、ストリートアート愛好家や多くのファンに愛されている。また、世界各国でその土地にあったモチーフを上手にアートの中に取り入れている為、見ている側も微笑ましく思えるものが多い。

このハーバーシティでも、ここならではのインベーダーアートを見ることができる。

 

こちらはインフォメーションセンターにて

受付とお客の話しがインベーダーになっている

 

インベーダーたちもここへ来たらショッピングをせずにはいられない！？

 

ハーバーシティに隣接をするオーシャンターミナルの屋上にて

船の停泊場らしい、こんなアートも

 

香港の旗を持ったインベーダー

これぞ香港！というビューに香港の旗がマッチした作品

 

ストリートアート、ウォールアート・ブームの香港だが、ショッピングモール内にインベーダーを呼ぶ発想はなんともハーバーシティらしく・・・、いや、「ハーバーシティだからこそ」とも言える。

 

 

 

筆者が調査をした結果、ハーバーシティ内には合計18のインベーダーが潜んでいるそう。

 

香港へ来たらショッピングや食事を楽しみながらインベーダー探しをする、というのもなかなか面白いアイディアかもしれない。（文/写真）香港コーディネーター　矢島園子

 

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