日本と同じく寒気に見舞われ、同時に感染者も増えてきた台湾。本格的な冬に向けて健康管理と感染対策が欠かせなくなってきたようだ。また解熱鎮痛剤が売り上げを伸ばしており、欠品になる薬局やドラッグストアも相次いでいる。ネット上では「今年の冬は更なる感染爆発が起こるのではないか?」という心配の声があがっている。
とはいえコロナ禍も3年の月日が経ち、コロナ前と同じ景色を見られるようになったようだ。1月6日にはこれから旧正月を迎える年末の風物詩ともなるイベント「年貨大街(ニェンホォダージエ)」が開催された。
大勢の人々でごったがえす迪化街
毎年台北の乾物街、「迪化街(ディホァジエ)」で開催される二週間のイベント、通り中に旧正月に台湾人が食べる食材の店が並び、このイベントがあることで年末ムードを感じる事ができるといっても過言ではない。
所狭しと並べられたカラフルなお菓子
今年はコロナ禍の間禁止されていた試食が解禁となっただけあり、観光客をはじめ多くの地元客が買い物を楽しんでいた。昨今開催そのものが中止になったり、小規模開催されたりで実に寂しかったが、「ついに本当の年貨大街が帰ってきた!」とネット上やニュースで人々の喜ぶ声が聞こえていた。
マスクなしで販売する販売員
試食の提供が戻ってきただけでなく、厳しいマスク規制により外出時はマスク必須であった台湾、去年からマスク規制が大幅緩和されたことで、マスクなしで歩く人も多く見かけるようになった、しかしながらやはり感染が気になる人が多く、殆どの人々がマスクをして出かけているようだ。
旧正月の食材を吟味する地元民
久しぶりの青空に多くの人々が買い物を楽しんだ
冬の長雨と寒さが続いた台北、この日は久しぶりの晴れの日だけあり、いつも以上の人々でごったがえした。
年貨大街で飴などのお菓子やギフトを買い、南部へ里帰りする台湾人も多い、規制が大幅に緩和された旧正月を楽しもうと皆心が踊っているようだ。
このイベントは20日まで開催されている。台湾旅行を予定している人はぜひ行ってみてほしい。
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