今年6月22日、中国の千璽餐飲ロボットグループが手掛ける6店舗目のロボット飲食店・FOODOM天降美食王国が広東省仏山市にオープンした。この店舗は同社がこれまでオープンさせてきたFOODOMの集大成的な店舗であり、席の案内、注文取りから調理、配膳までをすべて20種類以上、40台余りのロボットがこなす全自動化レストランだ。
■200種類近い料理の調理を、すべてロボットが担当
注文から調理、配膳まですべてをロボットがこなすという時点で驚きだが、さらにすごいのは提供できる料理の種類だ。ロボットたちは200種類近い料理を作ることができ、中にはほんの数秒で完成してしまう料理もあるという。例えば、ハンバーガーロボットは1個当たりの制作時間がわずか20秒とのことである。
■ビジュアル的にも楽しませてくる多種多様なロボットたち
導入されているロボットの種類も多種多様。火鍋のセットを運ぶロボットは天井に設置されたレールを走り、目的のテーブルに到着すると腕を下に伸ばしてサーブしてくれる。ハンバーガーロボットのほか、各種炒め物を担当するロボット、麺料理を作るロボット、ロブスターの調理をするロボットまでいる。注文に合わせてさまざまな動きを見せるロボットたちを見るだけでも、楽しそうだ。
■今後は、社員食堂などへの導入も
世界が新型コロナウイルスの感染拡大からなかなか抜け出せないなか、中国では各種ロボットによる近未来的な生活シーンが次々と生まれている。飲食業界のスマート化をリードする同社は今後、ホテルや観光スポット、病院、団地、学校、オフィスなどの公共エリアへの各種単体ロボットの導入、中国料理、ファストフード、火鍋の業態を総合したFOODOMロボットレストランの店舗拡大、そして社員食堂などの既存の食堂設備の自動化、スマート化という3つの方面に力を入れていくという。
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