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2020.10.01
急成長の兆しを見せる、中国の国産手術用ロボット

 

今年7月7日、上海証券取引所のハイテク向け市場「科創板」に、医療機器メーカーとして初めて北京天智航医療科技が上場、初日の取引は発行価格の7倍近い終値をつけた。このメーカーが製造する国産整形外科手術ロボット「天璣」(てんき)が、近ごろ業界内で注目を集めている。

 

■業界をリードする、国産手術用ロボットのエース

2002年に科技部の資金援助を受けて始まった整形外科手術ロボット研究によって誕生した「天璣」は16年に3代目が完成。その研究成果は政府から高い評価を受け、18年の第1回国際輸入博覧会では国産飛行機、スパコン、高速鉄道などと並ぶ中国パビリオンの展示品として選ばれた

 

■ロボットの「腕」「目」「頭脳」が、正確で安全な手術を実現

「天璣」は手術を行うアーム本体、光学追跡システム、コントロールパネルの3つの装置からできでおり、アーム本体は執刀医の「第3の手」として安定した操作性、柔軟性のほか、誤差1ミリ未満という高い精度を実現。光学追跡システムでアームと患者の位置関係を捉えてオペの精度を高め、コントロールパネルがアームと光学追跡システムに的確な指示を出すという。3つの精密なユニットによるコンビネーションで、従来の整形外科手術で過大となっていた血管や神経の損傷発生率を下げ、出血や合併症を減らし、早期の回復が期待できるほか、手術による創傷も最小限度にとどめることができるのだ。

 

■様々な手術に対応、5Gを駆使した遠隔手術も可能

「天璣」は脊柱、骨盤、長骨、大腿骨頸部、関節置換など整形外科の様々な手術に応用可能で、すでに臨床現場で実証済みだ。昨年から今年にかけて全国の病院で続々と「天璣」が導入され始めており、昨年末の段階で74の病院で「天璣」による手術を実施。その数は今年に入ってさらに増えている。また、昨年には世界で初めて5G通信を用いて、北京から天津市、河北省、新疆ウイグル自治区にある3台の「天璣」を同時に操作しての3カ所同時遠隔手術が行われ、無事成功したという。

 

■大きな潜在力を秘めた、中国の手術用ロボット市場

手術用ロボットというと、内視鏡手術に用いる米国製の「ダヴィンチ」が有名だ。これまで米国や日本に比べて手術用ロボットの開発で大きく後れを取っていると言われてきた中国だが、昨年に入って「ダヴィンチ」を採用する病院が急増するなど、国内における手術用ロボットのニーズは急速に高まっている。今後、「天璣」に続く高性能な国産手術用ロボットが続々と世に送り出されることになるだろう。

 

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