2017年12月22日、個人図書館で面白い光景を紹介している。一体何が転がっているのだろう?薄っすら積もった雪の上に置かれている小さくて丸い物体は、すべて餃子だ。初めて見た人はちょっと驚くかもしれない。
餃子の下には薄いシートが敷かれており、衛生管理は万全(出典:個人図書館)
中国東北地方は真冬、厳しい寒さに見舞われる。その気候を利用して食品を冷凍する生活の知恵が根付いているのだ。
黒竜江省の農村では、多くの家庭で冬が来ると手作りの餃子を外で凍らす。こうしておけば食べたい時にすぐ調理できる。この光景は東北地方でしかお目にかかることができない。
均等に凍るよう、餃子をひっくり返す(出典:個人図書館)
こちらはマイナス20度以下になるため、外に餃子を置いて30分も経てばコチコチになる。しかも雪が降った後の空気は澄んでおり、埃や塵の心配も少ない。
凍った後は篩にかけ、雪などを取り除く(出典:個人図書館)
写真にうつっている大量の餃子は道路脇の駐車場スペースに並べてあるものだが、餃子の大きさは全て均等でやけに整い過ぎている。手作業で包んだものではないようだ。
きれいな形の餃子の正体はこれ!餃子包みマシーンだ(出典:個人図書館)
秘密を探ってみると、奥には餃子をはじめ麺類や饅頭などが食べられる食堂があり、この店には餃子を包む機械があった。なんでも1袋約860円の粉代を支払い、餡を持参すれば店がすべて作ってくれる。手間が省け、自分好みの餃子が手に入るのだ。こちらの朝ごはんはほとんど水餃子で、酸味のある白菜の漬物を餡に入れるのが東北流だという。
中国ではもうすぐ年越しという時に、親戚や友人が一堂に会しておしゃべりに花を咲かせながら餃子を包むのが慣例だ。そして餃子は、昔の貨幣に形が似ていることから金運上昇の意味を持つ縁起物として知られている。
今年の年越しは蕎麦もいいが、みんなで餃子をつつくのもいいかもしれない。
(情報源:http://www.360doc.com/content/17/1222/08/320814_715267297.shtml)
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