2017年11月28日、騰訊網によると、中国北部の冬に欠かせない果物の飴がけスイーツ「糖葫蘆」(タンフールー)に、果物以外のものをコーティングした変わり種が続々登場している。
(中国北部の冬の風物詩「糖葫蘆」 出典:騰訊網)
「糖葫蘆」は串刺しにした果物に透明の飴をかけて固めたもの。日本のリンゴ飴に似ている。サンザシの「糖葫蘆」がもっともポピュラーで、イチゴやブドウ、ミニトマトといった材料もよく用いられる。飴のパリッとした食感と、果物の爽やかな酸味がマッチしてとてもおいしい。
中国東北部・黒竜江省の省都ハルピンでは寒い季節になると街のいたるところで「糖葫蘆」の屋台を見かけるようになる。屋台の中には、客の目を引くために工夫を凝らした「作品」が出現することも。果物を使って人や動物を象ったものは、子どもたちが喜びそうだ。
(トウガラシの「糖葫蘆」。甘さの後に激辛が待っている 出典:騰訊網)
しかし近ごろは、何でもかんでも「糖葫蘆」にしてしまう人もいるようだ。緑色の辛そうなトウガラシ、ゴーヤー丸々1本、蛇腹状に切り込みを入れたまるごと1本キュウリといった野菜の「糖葫蘆」は序ノ口。中国人が大好きな甘くて辛い駄菓子「辣条」、鶏の手羽先、珍味としてスーパーやコンビニでよく見かけるアヒルの首、そして牛肉の醤油煮といったものまで飴がけにして売っているのである。
(キュウリもまるごと一本飴がけに 出典:騰訊網)
甘さとしょっぱさが相まって得も言われぬ味わいが醸し出されるのか、それともやっぱり飴がけにせずにそのまま食べたほうがおいしいと思うのか……。それは、実際に食べた人にしか分からない。
(鶏の手羽先も材料に。もはやお菓子ではなくおつまみだ 出典:騰訊網)
(情報源:http://new.qq.com/omn/20171128A053RN#p=1)
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