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2018.12.19
この道48年の映画看板絵師が台北で描いた、グッチの巨大壁アート

2018年12月13日、台湾メディア・鏡週刊によると、台湾・台北にこのほど、世界で6番目となる著名ファッションブランド・グッチによる巨大壁アート「Gucchi Art Wall」が出現した。

 

高層建築の壁に巨大なアートを描くGucci Art Wallはこれまでロンドン、ニューヨーク、ミラノ、香港、上海に出現してきた。今回、台北に登場した6番目のGucci Art Wallは、台湾の映画看板絵師の巨匠である顔振発(イエン ジェンファ)さんが手がけた手描きの作品だ。

 

(台北の民家の壁に出現した巨大アート 出典:鏡週刊)

 

巨大アートを通じて市民に芸術と生活の共存を感じてもらうとともに、手描きの価値を残そうというコンセプトのもとに立ち上がった台湾のGucci Art Wallプロジェクトは、1年の準備期間を経て台北市の永康街公園エリアにある民家の外壁を「キャンバス」に選んだ

 

描かれるイラストは、グッチが特別に英国のアーティストであるアレックス・メリー氏に依頼したもの。イラストの中央に「A」のアルファベットが記されたトートバッグが描かれている。これを、映画看板の手描き一筋48年の大ベテラン、顔さんが巨大アートに再現するのだ。

 

台南在住の顔さんはこのプロジェクトのためにわざわざ台北に赴き作業に専念した。そしてはるばる台南からやってきたのは顔さん本人だけではない。手描き看板の衰退とともに入手が難しくなった専用のペンキも一緒に台南から台北に運ぶ必要があったのだ。

 

(壁に巨大アートを描きあげた、映画看板絵師の顔さん 出典:鏡週刊)

 

青を基調とした背景のグラデーションに、細やかな装飾。顔さんが挑むイラストはもしかしたら映画の看板よりも複雑で難しかったかもしれない。しかし顔さんは長い職人生活で培った匠の技を駆使して、すべて自分の腕一本でイラストを忠実に描いていった。圧巻なのは同心円の部分。枠の形を投影することなく、自らの勘とセンスで見事な円を作り上げた。

 

かくして完成した顔さんによる台北のGucci Art Wall。今後、市民に親しまれるだけでなく、台北の新たな観光スポットとしても注目を浴びることだろう。その立役者となった顔さんは12月12日、地元の台南市から長年の芸術での貢献が認められて「卓越市民」の称号が与えられることが決定したとのことである。

 

機械による印刷や描画が当たり前となった今の時代、珍しくなったすべて人間の手による手描きの看板アートを見かけると、独特の温かみと安らぎを感じる。この素晴らしい芸術が今後も脈々と受け継がれていくことを願ってやまない。

 

(情報源:https://tw.news.yahoo.com/台灣國寶顏振發手繪-gucci全球第6座藝術牆落腳台北-035845473.html

 

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