2018年2月19日、捜狐網によると、逆玉(逆玉の輿)ならぬ“逆”お年“玉”! いつもなら年長者から後輩に贈る春節の「紅包」(中国のお年玉)を、今年は「あなたから年長者に贈りなさい」と、江蘇省の大学が冬休みの宿題を出した。
大学特製のお年玉袋!(出典:捜狐網)
揚州大学は、入学したての主に低学年の学生にこの課題を出し、特注のお年玉袋を配った。学生たちはお年玉袋に思い思いの記念の品やお金を入れて、父母や世話になった年長者に贈り、ホットな春節を過ごしたようだ。
「私は1枚の写真を入れたの」。数学科統計学専攻の秦さんは、自分が生まれたばかりの時の写真を両親にプレゼントした。「この写真を見るといつも私を産んで育ててくれた両親に感謝する気持ちになる」。進学する子供を駅に送る父親の後ろ姿、祖父の棺を目で送る、中国では誰もが知っている著名な小説の言葉を借りながら、秦さんは、そのような「後ろ姿」でも「目送」でもなく、手を取り合って親の老いに寄り添いたい、と語った。
孫娘から祖父へ手作りのクロスステッチ刺繍!(出典:捜狐網)
陳くんは、今年は本を読むのが好きな母親に特別にきれいなしおりを贈った。
「いつも色々プレゼントはするんだけど、僕からのお年玉ということでとても感激してくれたよ」。
大学は学生たちに、冬休み中に社会での経験を積むことを呼びかけた。そして、初めて自らの労働で報酬をもらった学生も多い。その「初給料」88元を母親に“逆”お年“玉”として渡した応用数学専攻1年生の黄くん。母の苦労に比べたら自分のアルバイトの疲れはとても及ばない。でも、親の仕事の大変さがわかり、無駄遣いをする自分が恥ずかしくなった、と語った。
お母さんに初給料を渡す黄くん(出典:捜狐網)
今回のこの「お年玉」課題について、朱・揚州大学党委員会副書記は、伝統的習慣を守りつつ、学生に「受けた恩に対する感謝」の気持ちを育む教育として推奨したいとコメントしている。
(情報元:http://www.sohu.com/a/223225230_627960)
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