コロナを押さえ込み、日常を取り戻しつつあるように見えた台湾。1月にはオミクロンのクラスターが桃園空港をはじめ、レストランや銀行、工場で発生してしまい、一気にまた緊張に包まれてしまった。
2月に来る旧正月に向けて政府や市民らが一丸となって感染対策をした結果、旧正月前あたりから、1日の感染者数を20人以下に押さえ込むことに成功している。とはいえ、各地の移動が非常に激しくなるこのシーズン、油断は許されず、コロナ対策に携わる人々は正月返上で働いている状況だ。
1打目のワクチン接種率が80%を超えるようになった為、ワクチン証明を使用した政策も徐々に出ている。台北市では旧正月に向けて警戒レベルを2から2.5に引き上げ、ワクチンを2回接種していない人に店内飲食をしないよう呼び掛けた。しかしながらあくまで「呼び掛け」であり強制力はなく、レベルの引き上げに関しても曖昧な表現をしている為、飲食店経営者や市民を困惑させている。
コロナを警戒し、里帰りができなかった人や、接触者にあたる為にホテルや隔離所に宿泊している人も2万2千人以上いるとのこと、中華圏すべての人達が平和な旧正月を過ごすにはまだまだ課題が山積みのようだ。
残念ながら今年の旧正月もコロナの話題から離れる事ができなかったが、少しでも旧正月らしい雰囲気をお届けできればと、今回は台湾の正月ギフトについて紹介しよう。
ずらりと並べられた飴やお菓子
台湾では旧正月に家族や親戚と集まって会話をしながら飴やチョコレートなどのお菓子を食べる習慣がある。旧正月が近づくと各地でこのような売り場が登場する。
今年注目を集めているのが、プレゼントつきの旧正月ギフトボックスだ。
毎年この時期になると各スーパーやコンビニの店頭には、帰省土産のギフトボックスが並ぶ。
台湾人に人気のナッツ類やクッキーの詰め合わせなど種類は様々
健康食品や生薬ドリンクのギフトも人気
今年になって非常に増えているのが「プレゼントつきのギフトボックス」だ。雑誌に付録がつくように、正月ギフトにもトートバックやマスクなどのオマケがつき話題を呼んでいる。中でもキャラクターとコラボしたものが人気だ。
クッキーのギフトにはサンリオの旧正月バージョンのキャラクタートートが
台湾でも人気のカナヘイ、クッキーギフトはマスクつき
若者に人気のポテトチップ「楽事」はスヌーピーとコラボしている
そして中でも豪華だと話題なのがこちら。
ミッフィーのトースターと蒸し器が一緒になった電化製品のオマケ
生薬ドリンクのボックスを購入するとついてくるのだが、スーパーによって色やタイプが変わるという気合いの入れよう、ちなみにトースター部分はミッフィーの柄が焼けるようになっている。ここまでくるとどちらがメインなのか忘れてしまうが、プレゼント目当てで購入する人も非常に多いのだとか。
これから毎年旧正月のオマケつきギフトボックスが流行るようだ。旧正月の楽しみがまたひとつ増える事であろう。
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「台湾のオマケつき旧正月ギフトボックスをレポート」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。