弊社では、中国・台湾・香港などのアジア圏を対象とした、テレビ番組や映像制作のリサーチ及び撮影コーディネート業務を主に行っております。
コロナ渦で日本の制作メンバーが現地に入れなくなり、ロケもリモートの形に変わってきています。
1口にリモートロケと言っても、様々なロケの形態があります。レポーター有りのテレビ番組もありますし、中国の取材先にインタビューするだけのロケもありますし、企業様用の工場ロケなど、形は様々で、内容によって色々ノウハウも違ってきます。
今回は、リモートロケの中でも、中華圏で再現ロケを行う流れをご紹介したいと思います。
【中華圏で再現ロケをリモートで行う流れ】
1、台本をしっかり読んで、必要な役者人数、及び再現で必要な場所をリスト化します。
2、役者事務所に、オリジナル人物の写真を送り、必要な役者さんの条件(性別、年齢代、体型、身長)などを伝えます。その後、役者事務所からもらった各役の候補者のプロフィール、それぞれの演技動画などをディレクターに見せてから、各役に最適な役者さんを決定します。外形が合っていても演技が上手くない、演技がクリアしていても外形が相応しくないなどの問題もあるため、役者さんを選ぶのには時間がかかり、役者事務所と綿密なコミュニケーションを取る必要があります。
3、再現のロケ場所探しは、ディレクターがどのような場所で撮影したいのか、どのような内容を撮影するのかをまずしっかり把握します。それから、現地のコーディネーターが各候補場所の写真や動画を撮影し、ディレクターと確認しながら、イメージに一番合う場所を見つけていきます。これまで弊社では、農村の家、地下駐車場、現代住宅、病院、カフェ、公園、路上、湖、スタジオなど様々な再現場所を各地で手配してきました。
4、役者さんとロケ場所を決まった時点で、台本を中国語に翻訳し、香盤表を作ります。香盤表というのは、シーンごとの登場人物や必要な衣装・小道具・食べ物類などが事細かに書かれている、撮影を円滑に行なうために重要なスケジュール表のことを指しています。
5、ロケ当日、オンラインコミュニケーションツールを使って、日本と現地を繋ぎます。ディレクターが現場の様子及び役者さんの演技を随時確認できるので、指示をしながら、安心してロケが進められます。
6、ロケ後、映像素材のカットリストを作り、素材をネットで伝送させていただきます。情報確認、翻訳などの作業があれば、東京スタッフが随時フォローさせていただいています。
上記でご紹介したよう現地に行けなくても、オンラインで指示できるため、現地にいなくても安心してロケが進行できます!
ご希望がある方、ぜひ弊社までお問い合わせください。(フライメディア・ウ)
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「リモート再現ロケ」関連についてもっと知りたい方は、是非お問い合わせください。