FLY MEDIA BLOG

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2022.08.24
どんどん進化する台湾のポテチ事情をレポート

コロナウィルスが世界から注目されるようになってからもうすぐ3年の月日が経とうとしている。ウィルスの弱毒化につれて外出を控える人は以前より少なくなってきてはいるが、やはりコロナ前と比べると家での楽しみをみつける人が多くなっているようだ。

そんな中、どんどん進化しているのが台湾のスナック業界。自宅での映画鑑賞、動画観賞のお供や家族との団欒にと、現在期間限定で様々な味のポテトチップが販売されている。以前こちらのブログでも紹介したが、また更に進化している台湾のポテチ事情をレポートしよう。

 

ズラリと並んだスーパーのポテチ売り場

 

こちらの画像に写っているのはなんと全て同じブランドのもの。樂事(ラーシー)こと台湾最大手の台湾ポテチブランドLay’sは毎回様々な限定味を販売し、消費者を楽しませてくれる。

 

フランストリュフ味と日本炙り焼き和牛味

 

ここ何年かでよく目にするのが「高級思考バージョン」だ。

海外旅行になかなか行けなくなった現在、日本やフランス、アメリカなど、様々な国の名物料理をポテチで再現した商品をよく見かけるようになった。

 

火鍋の有名店やホテルのレストランとコラボしたものも

 

そして「名店とコラボシリーズ」もかなり多くなった。筆者はこの2種どちらも食べてみたが、かなりの再現へのこだわりを感じる味であった。特に右側のグリーンカレー味はシェラトンホテルにあるタイ料理のレストランとコラボしたもので、QRコードを読み取り、3割引の値段でホテルの部屋を予約する事ができるというキャンペーンつき。コロナ禍で落ち込んだ宿泊客を呼び戻そうという作戦だ。

 

なんとじゃがいもではなく、サツマイモのポテチも

 

以前のマクドナルドについての記事でも紹介したが、やはり台湾でも輸入じゃがいも危機に陥った期間があり、今後の不安定な世界情勢を見越してのことか、通常のじゃがいもではなくサツマイモを使ったポテチもあった。

 

他メーカーでは米を使ったスナックも現れた

 

こちらは可樂果(カーラーグォ)という樂事の競合ブランドなのだが、普段は豆でつくるスナックを米に切り替えて販売している。他のスナックメーカーも米版タイプを販売しており、台湾で自給自足できる米の消費を政府が推奨している点からも大いに理解できる点だ。

 

こちらは「ビールによく合う」シリーズ

 

あさりの炒め物味や夜市の屋台でよく見るルーウェイ味など、台湾独自の料理をどんどんポテチに変化させ、消費者のニーズに合わせている。

 

スーパーのポテチ売り場からは台湾のトレンドや社会情勢を読み取ることができ、実に興味深い。

 

 

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