5月初旬の5連休中、国内観光客も訪れてにぎわう上海市内のショッピングモールやレジャー施設などで、新型コロナウイルスワクチンのクイック接種サービスが行われていた。
大勢の人が集まるような人気スポットやエリアに、臨時で「クイック接種」ポイントが設置され、“外出ついでに予約なしで、気軽にできるワクチン接種”をアピールして接種を呼びかけ。「ワクチン接種」がますます加速する上海だが、今回は、ワクチン接種にあたって、中国ならでは?と思える、現地で聞く「注意事項」について紹介する。
上海現地では「空腹時のワクチン接種は不可」とある
まず、ワクチンを接種するために、必須条件ではないようだが、前日の飲酒を控えるように言われる。そして、接種会場でよく見かける注意が、「空腹時の接種不可」。ワクチン接種前の注意事項は少ないが、接種後はさまざまな制約がある!?そのいくつかを紹介する。
オフィスビルにおけるワクチン接種率の管理(上海)
接種後に気をつけることにはこのようなことが挙げられる。
■こういう食べ物はNG!?
辛いものなど刺激の強いものや海鮮類を避けること。その期間は、「当日」、「2〜3日」、「1週間」といろいろ言われるものの、一番多く聞くのが、「1週間」。接種後の「1週間」は、できれば摂取を避けることが望ましいようだ。よく言われるのは、接種後1週間以内に何らかの副反応が出た際、原因をしぼり込めるように、という説が有力?だが、オフィシャルで理由を明確にしてはいない。
ワクチン接種後の1週間は海鮮NG(上海・イメージ写真)
■入浴NG!!
シャワーも入浴も接種後24時間はNGと言われる。接種した箇所を水で濡らさないようにすることが求められる。
■お湯(水分)をたくさんとること
お湯をたくさん飲むようにアドバイスがある。少なくとも接種当日は、お茶やコーヒーなども避けることが望ましいとされる。カフェインなども刺激が強いものに相当するとの見方だ。
■激しい運動はNG!
接種後から2〜3日は激しい運動を避けること。ゆったりとすごし、充分な休養をとるようにすすめられる。
「ウイルス接種」率が加速する現地(上海)
これらの注意事項は、接種会場で貼られている内容もあるが、口コミで伝わってくる内容もある。根拠があるのかどうかも定かではないが、耳に入れば、やはり気になるところ。
地下鉄を出ると、足元には、「今日はワクチン接種日和!」(上海)
ところで、ワクチン接種後の反応として、周りで一番聞くのが、「眠くなる」「だるい」「筋肉痛」などで、個人差はあるが、1日〜3日くらいでおさまる人がほとんどのようだ。接種後1週間は体調の変化に留意するようにとのアドバイスもある。
よくみかけるようになった「従業員はワクチン接種済」ポスター(上海)
現地のワクチン接種体験は、動画でもわかりやすく紹介している。
【コロナ•ワクチン】中国の予防接種事情
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