2017年11月28日の「頭条新聞」によると、西双版納(シーサンパンナ)の仏教寺院で、地面に置かれた大量のカゴにお賽銭紙幣がいっぱいになり、宙に舞っている!
紙幣が山盛りの「お賽銭カゴ」が並ぶ(出典:頭条新聞)
普通、中国のお寺には、「功徳箱」(いわゆるお賽銭箱)が置かれ、お参りに訪れる人々は平穏無事などの願い事が叶うことを祈り、また自らの誠意を示すために、お金(中国の場合、紙幣が多い)を寄進する。昨今では、それもまた現代化し、ありがたい僧衣に身を包んだ僧侶が傍に立っていて、人々の渡すお賽銭の金額をチェックし数えるという商業ベースの波に乗っていたりもする。僧侶はは今やお金儲けの職業と言う人も多い。
普通の赤い「功徳箱」がこちら(出典:頭条新聞)
さて、西双版納といえば、少数民族の多い特色溢れる魅力の地だが、そこのある寺院が人気スポットとなり、お参りに訪れる人が引きもきれない。と、そこに置かれているのは、「功徳箱」ならぬ「功徳のお賽銭カゴ」でしかも地面いっぱいに置かれ、どのカゴもお札が満杯で、宙にまったりこぼれたりしているのだ。
大繁盛? 美しい西双版納の寺院(出典:頭条新聞)
カゴに投げ込まれているのは、さすがに一元札が一番多いというが、少額ではあってもチリも積もればなんとやらで、その集まり具合を見る限り、合計金額はかなりのものになるだろう。寺院は大繁盛の嬉しい悲鳴をあげている。同寺院では、毎日数名の僧侶が集まったお賽銭の紙幣をいくつもの別の袋に詰め替えている。この大変で大忙しの整理作業が僧侶の重要な日課だ。
お賽銭のお札を袋に整理中(出典:頭条新聞)
ネットには、賽銭カゴに紙幣が溢れかえるこの様子を見て、お金があるなら、神仏を拝むのではなく、両親のもとに駆けつけてプレゼントしよう。そして、なんの見返りも期待せず、愛情を込めてあなたを生み育ててくれた両親に孝行しよう! それが功徳だ、といったコメントが寄せられている。
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