2017年11月28日、華龍網によると、遼寧省北部に位置する開原市に住む青年、朱躍さんは仲間とともにエアバス320型機の製作に取り組んでいる。
朱躍さんはもともとオートバイの修理工だったが、幼い頃から飛行機が大好きで、夢はいつか自分の飛行機を持つことだった。
今年に入って、朱さんは長年の思いから自分で飛行機をつくること決意し、同じ夢をもつ仲間5人とともに、飛行機の製作をスタートした。
仲間ができて、いざ製作となったが、メンバーは図面や機械について全くの素人、ただただ「飛行機を持ちたい」という熱い思いだけが彼らを動かす原動力となった。
その熱い思いから、一年がかりの作業で、ようやくエアバス320型機の機体のフレームが出来上がった。かかった費用は80万元(約1,385万円)、使った鉄は約40トン。機体のフレームは、長さ37メートルで、幅は翼を含め36メートルになる。
製作にあたって、最初にとりかかったのが、飛行機の機首部分だ。朱さんは飛行機の模型を購入して、それをパソコンを使って拡大し、必要なデータをとろうと試みた。ところが模型が小さすぎて、正確なデータがとれず断念。
朱さんたちは、こうした壁に何度もぶつかるたびに、あきらめようと思ったこともあったそうだが、結局は、あきらめきれずに、完成させたいという強い意志で製作を続けた。
そんなときに朱さんはあるソフトに出会う。そのソフトは三次元立体測量ソフトで、朱さんたちはこのソフトを使って、模型の輪郭を三次元でスキャンしてデータをとることができた。もちろん、模型は小さいので、拡大すると誤差が出る。そのため何度も修正することになった。
こうしてさまざまな困難にぶつかっては乗り越えてきた朱さんたちだが、「エンジンの溶接口の製作は本当に大変だった。紆余曲折しながら、200以上の小さい鉄のパーツをどうにかつなぎ合わせてようやく出来上がった」と製作時の苦労を語る。
エアバス320型機の機体フレームが着々と出来て、夢が形になって見えてくると、朱さんは早くも将来に思いをはせる。
完成したら、どう使うか?「どこかの公園でほしいと言えば、テーマ性のあるレストランにしても良いと思う。スタッフがフライトアテンダントのユニフォームを着たりとかね。ほかにも飛行機の中でのプロポーズや結婚式だって夢じゃないよ」と胸をはずませた。
(情報源:http://cq.cqnews.net/html/2017-11/28/content_43364441.htm)
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