経済が急激に発展し、多くの人びとの生活が豊かになった中国では、娯楽産業も急成長している。北京や上海をはじめとする台としてはナイトライフも充実の一途をたどっているが、北京のナイトライフ業界には、その道で知らない人はいないという「鉄火姉御」がいる。
(北京ナイトライフ界の「十三姨」 出典:新浪)
彼女の名は劉婷。その名でピンと来なくても、映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」のヒロイン名から取られた「十三姨」という通り名を聞けば、北京のナイトライフ界では多くの人が反応するという。元は北京市内の有名なバー「ラッテ・バー」の経営メンバーだったが、現在は自身のバーブランド「SIR.TEEN」を持つやり手の実業家だ。
(華やかなセレブだが、プライベートは古風だという 出典:新浪)
華やかで浮ついた世界に身を置く劉女史だが、実は大の努力家。父親が長年大病を患って床に伏していたため、北京師範大学在学中から家計を支えるべく仕事をしていた。北京の繁華街・西単のコリアンタウンでアパレル販売に従事し、インポート物の店も開いた。大学卒業後は北京の洋酒関連企業で販売に従事し、その後広東省深セン市で酒場のマネジメントをした。その時に知り合った友人の紹介で「ラッテ・バー」の経営に携わることになったという。
(お金儲けの秘訣は「勤勉であること」 出典:新浪)
劉女史は「私は別荘に住んだり、ロールスロイスに乗ったりする人間ではなく、プライベートではとても古風な生活を旨としている」と語る。最も影響を受けたのは、父の看病で21年間ひとときも父の傍を離れたことのなかった母親からの教えだった。「自分の人生観や価値観、稼いでいいお金、悪いお金の分別も母の教えから学んだ」そうである。
(劉さんを愛し、慕う人は多い 出典:新浪)
まじめで率直、地に足を着けて生きてきた劉女史を愛し、支援してくれる人は多い。「自分は何があっても諦めない心と、感謝の心を持つ。商売の秘訣は勤勉であること。バーの世界で、華やかで浮ついたものを見てき過ぎたこともあり、内心では特に浮ついた感じが嫌いだ」と語る劉女史。自ら立ち上げた「SIR.TEEN」については、ボーダーレスな社交の場にしたいと考えている。
(情報源:http://fj.china.com.cn/p/325651.html)
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