2017年11月10日騰訊新聞によると、重慶の高齢者たちの間で鞭コマが人気上昇中だという。
64キロの巨体を鞭で叩いて回す(出典:騰訊新聞)
重慶市江北区のアパートの一室から、台車に乗せられた巨大ゴマが出てきた。この「キング」と呼ばれているコマはフェノール樹脂で出来ており、重さ64キロ、直径約40センチ、高さ約50センチ。鞭と鉄の台座、鉄筋でつくられたT字型の器具を使って回す。コマの先端に鋼球がはめられており、上面中央には小さな穴が開いている。
まず2人がかりでキングゴマを台座に置き、別の1人がコマ上面の小さな穴へT字型の器具を挿入し両手でハンドル部分をしっかりつかむ。
「さあ、始めるぞ!」「ぱち、ぱち、ぱち」と鞭の音が響く(出典:騰訊新聞)
白髪交じりの3人の男性が代わるがわる鞭でコマを叩く。鞭の長さは2メートル近くあり、みな額に汗をにじませている。10分を経過した頃、T字型の器具が抜かれた。するとこれまでT字型の器具を持っていた男性が今度は鞭を持ち、頭上で鞭を360度振り回し始めた。
キングゴマ回しで中心的存在の桂世斌さんは3年前、五十肩で顔を洗う際右手が上がらなかったそうだ。しかしコマ回しを始めてから症状が緩和されたという。コマを通じて友人も増えた。
仲の良さが伝わってくる江南チームの人々(出典:騰訊新聞)
定年退職後、夫婦でコマ回しをしている人たちも多い。ケンカが減り、20キロの減量に成功した旦那さんや、全身運動で心身ともに若返ったというご婦人もいた。
レコーダーを持参し、音楽に合わせて鞭を振る(出典:騰訊新聞)
今年7月、貴州で初めて鞭コマの国際大会が開かれ、江南チームは1.5キロ級男子の部のコマに橋を渡らせる競技で2位、50メートル走では3位に入賞した。この大会をきっかけにチームは有名になり現在メンバーは300人を超える。みんな第二の人生を謳歌中だ。
(情報源:https://view.inews.qq.com/a/20171105A05DH200?refer=share_recomnews)
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