9月11日、捜狐によると、四川省にある四川大学コンピューター科学学科の教員がこのほど、教室に設置した顔認識システムで学生たちの授業態度をチェックする試みを行った。
このシステムを開発したのは、同大学で教鞭をとる30代の若手教員・魏驍勇さん。「顔色チェックの神アイテム」と学生から呼ばれるシステムは、教室で授業を受ける学生1人1人の顔を認識。それぞれの顔に黄色い枠が付けられ、そこには「ハッピー」または「普通」というステータスが示される。笑ったり、黙ったりといった学生の表情の変化に合わせてステータスが変化する仕組みだ。
表情の変化から学生たちの態度を分析(出典:捜狐)
こうして集めたデータを記録して、授業に対する学生の反応、積極性を判断。どのシーンで学生たちが盛り上がりを見せ、どの時間に積極性を失っているかを分析することで、授業が学生にとってどのくらいの効果があったかを知ることができるという。
「今は2種類のステータスしか設定していないが、将来的にはもっと細かく分けたい」と語る魏さん。学生たちの表情を細かく読み取り、授業の効果分析に役立てるシステムの開発には、より多くの可能性を秘めているという。例えば、広告看板にカメラを設置して通行人の表情を読み取り広告効果を分析するなどだ。魏さんはさらに犯罪の解析や予測、抑止といった究極的な使い方も見据えている。
システムを開発した魏さん (出典:捜狐)
魏さんは2013年にも顔認証による出席確認システムを開発してネット上で話題となった。これからも柔軟な発想でさまざまなアイデアを形にしてくれるに違いない。
情報元:http://mt.sohu.com/20160911/n468187239.shtml
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