香港のビクトリアハーバー沿岸で「Harbour Fiesta」が開催されている。これは香港返還25周年を記念するイベントで、7月1日〜31日まで毎日夜20時から10分間、ビクトリアハーバーを舞台に広げられるマルチメディアショーである。
もとより香港では毎夜20時から10分間のシンフォニー・オブ・ライツが行われている。
それは壮大な香港の沿岸風景を舞台に、立ち並ぶビル等から音楽に乗せてダイナミックにレーザー光線が発せられたり、壁面のLEDライトが煌めくというものである。2004年から開始されたシンフォニー・オブ・ライツは、2005年世界一大型の音楽と光のショーとしてギネスに認定されており、つい数年前に音楽が香港フィルハーモニー管弦楽団の演奏に代わるなどグレードアップされた。いまや香港の夜の観光の目玉としても欠かす事ができないアクティビティとなっている。
今回行われているHarbour Fiestaは、既にシンフォニーオブライスに参加している40数棟のビルに加え、新たに加わったビルやダンシングライトとあわせると、合計57の建物や場所が参加しており、通常のシンフォニー・オブ・ライツより見ごたえがあると言える。
これらのビルや場所からは、時間になると音楽にあわせて色とりどりのレーザー・LEDライトなどが盛大に飛び交うほか、この期間の夕刻から夜間の間、はビクトリアハーバーを行き来するスターフェリーもまばゆい光を発し色を変えながら航海をする。特に古くから人々の足として稼働してきたスターフェリーがライトアップしながら海を行き交う様は、なかなかお目にかかる事ができないものである。
25周年を祝うビルのLEDをバックに光を発しながらビクトリアハーバーを渡るスターフェリー
各ビルも通常とライトアップを変え、25周年を祝うものとなっている
期間は7月31日まで。香港に来られない方もSNS等でぜひHarbour Fiestaを一度ご覧いただきたい。
25周年の文字を大きく記した帆を掲げ、ハーバーを行き来するジャンク船
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