7月1日に梅雨明けした上海は本格的な夏を迎え、連日猛暑が続いているが、その暑さにも負けない熱気に包まれているのが、『キャンプ』。近年、休暇の過ごし方としてキャンプを楽しむ若者が増え、上海の郊外にも大型のキャンプ施設がオープンするなど、市外へ移動しなくても気軽に楽しめる屋外レジャーとして定着しつつある。キャンプのニーズが高まってきたことで、上海市周辺でも手ぶらで参加できるキャンプ場やハイエンドなグランピング施設などが充実してきた。
ショッピングモール内のキャンプ・カフェ(上海)
上海市内では、約2ヶ月にわたる封鎖の解除後、家族連れや友人グループが小区(住宅団地)や市民公園の敷地内にテントを張って、フードデリバリーを注文したりと、プチ・デイリーキャンプ・スタイルを満喫する光景が多く見られた。もちろん、キャンプが身近になったとはいえ、テントなどのキャンプ用品を準備するには基礎知識は必要なため、「初心者にはハードルが高い、もっと手軽にキャンプ気分を味わいたい!」という人に⁉︎人気となっているのが、キャンプをテーマとしたキャンプ・カフェ(テント・カフェ)だ。
一般のカフェと違うところは、カフェ全体が、キャンプ場の雰囲気を醸し出していること。テントはもちろん、その他のキャンプ用品をディスプレイで活用することで、喧騒に包まれた街並みに非日常な空間をつくり出している。
大人気のキャンプ・カフェ(上海)
その代表的なカフェの一つが、「CAMP781」。外観からは想像できないほど、店内へ入ると、緑あふれる自然空間が広がり、草地にテントを張った中でコーヒーを飲んでいる気分になれる。テーブルやチェアもさることながら、薪やランタンなど細部までキャンプ用品を取り揃えて提供するというこだわりよう。
キャンプ・カフェで癒される週末(上海)
屋外の席は、店内よりもさらに“キャンプ感”が増すが、いかんせん炎天下ではややつらい。ポカポカ陽気の春や爽やかな秋の方がくつろぐには適しているかもしれない。
キャンプ場さながらの店内(上海)
コーヒータイムという束の間のひとときをキャンプ気分で過ごすことができるとあって、週末は何時行っても満席。その人気はコロナ禍下でも衰えず、逆に、日常生活のストレス解消からか、癒しを求めて訪れる若者も多いようだ。まさに「都会のオアシス」となっている。
CAMP781: 上海市長寧区黄金城道781号
*最寄り駅は、地下鉄15号線「紅宝石路」駅。
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