香港観光地の代表と言えばスタンレー(赤柱)。香港島南部に位置し、昔は漁村であったと言われるスタンレー(赤柱)は、かつては英国植民地政府の最初の行政センターとして重要な役割を果たした場所と言われている。
そんなスタンレーだが、現在は海辺のリゾート地のような雰囲気を楽しみながら、数多くのお土産店等が立ち並びショッピングや飲食を楽しめる場所として有名な観光地であり、また地元の人の憩いの場にもなっている。
美しい海辺には、数多くのレストランが軒を並べている
写真右は中環から移設されてきたマレーハウス(Murray House)
コロナ禍となり既に3年程が経った今、現在のスタンレーのはどんな様子なのか? 最新の様子を写真でお届けしたい。
まずコロナ禍当初はスタンレーのレストランや土産物店へ訪れる人が少なく、シャッターを降ろしたり店終いをするところも少なくない状況であった。しかし月日が経ち人々がコロナの状況に慣れてくるにつれ、コロナに気を付けながらも外出を楽しむようになってきた。
そして週末ともなると香港各地からスタンレーへ訪れる地元の人々で、その周辺一帯が活気を取り戻している。
こちらの写真はスタンレーマーケットへ向かう道の様子。昔は平日・週末を問わず多くの外国人観光客が訪れる場所であった。勿論まだまだ観光客の姿こそ少ない状態であるが、それでも週末ともなるとスタンレー周辺の自然の中でハイキングを楽しんむ人々や海辺のレストラン等でリラックスをしようとする地元人の人が多く訪れている。
スタンレーマーケットや海辺へ向かうメイン通りの様子
海辺に並ぶ飲食店はいつも大賑わいだ
こちらの写真はスタンレーの代名詞とも言えるスタンレーマーケット(赤柱市場)の様子。細い通路の両脇には数多くのお土産店等が立ち並んでいる。
スタンレーマーケットの様子。多くの地元民や外国人が今なお訪れている
スタンレーマーケットは、コロナ以前は観光客の土産物店一色といった感じの場所であった。香港へ来た観光客が好みそうな雑貨や衣料品、そしてスタンレーの土産物と言えばの「花文字」や、昔から西洋人がよく訪れる地であった為に、西洋人好みの雑貨や西洋人サイズの衣料品等が多く軒を連ねている場所であった。
コロナ禍で店終いをしたショップも多くあるが、入れ替わりに地元の人が好む店や食料店等も増えており、現在は観光客目線・そして地元民目線の双方で楽しめる店構えとなっているように感じる。
リゾート地向けの衣料品や香港アイコンを全面に打ち出したTシャツ等を売る店も健在。
以前よりアート関連の店や西洋人が好みそうなインテリア雑貨の店が数多くあったスタンレーマーケット。店の数こそ減ってしまったが、今なおインテリアアートの店も営業中だ。
日本人女性や世界中の女性に愛されてきたリネンの店。刺繍が施されたテーブルクロスやベットカバーなど、世界中の女性たちが訪れる事で有名なリネン店も元気に営業中である。
シノワ風のリネン雑貨を買い求める人が良く訪れる店
こちらは花文字を売る店。色とりどりの縁起の良いアイテムを散りばめた花文字は、香港を訪れる世界中の観光客に人気。スタンレーでは数軒の花文字店を見かける事ができる。
このような中国風雑貨店も健在だ。
勿論、土産物やばかりではない。現在のスタンレーは。地元の人が好みそうな食料店や、雑貨店等も並んでいる。こちらの店ではそろそろ迎えるハロウィーンの為のグッズが売られていた。
そろそろ観光客が戻り始めるであろう兆しが見えている香港。3年というブランクは大きく少しずつ街の様子も変化をしているが、観光地はこうして元気に踏ん張っている。香港中の観光地で外国人観光客を見かけるようになる事を期待したい。
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