もとの施設をリノベーションして、今年新たにオープンした野外モールの「FOUND158(ファウンド158)」は、オープンテラスのカフェ、カジュアルバー、エスニック料理やイタリアンなどの多様多種なレストランが立ち並び、今上海で最も注目を集めているスポットだ。
夕方になり、ライトアップされる「FOUND158」
「FOUND158」は、公園の中にあり、野外スペースを上手く利用した半地下構造で、明るく、開放的なオープンテラスが広がっている。
お洒落な空間を想像させない?公園に続く入口
バーが多く、人で賑わっていると聞くと、一人で立ち寄るのは躊躇しがちだが、ここは、女性一人でも楽しめる空間をつくり出すためのさまざまな工夫がされていて、ここだけ見ると、さながらテーマパークの施設のようである。
地上にはアートが描かれたカラフルな囲い。この下に「FOUND158」がある。
入店しているテナントも英語が通じるお店がほとんどで、多国籍の料理だけではなく、ジャズ音楽が楽しめたり、中央に広がるスペースを使ってイベントが開催されたりしている。
週末は人で混雑する中央スペース
構造をいかしたオープンステラスは、立寄りやすい雰囲気をつくりだし、外からもお店の中が見えることで、室内にいながらも「外飲み」しているかのような開放感がある。
欧米人に人気の高いオープンテラスのバー&カフェ
「FOUND158」全体も公園の緑に囲まれていて、外からは見えず、公園に入って初めてその全景が現れることから、別世界に入るような独特の雰囲気があり、このスポットが「都会のオアシス」「隠れ家的空間」と呼ばれることもうなずける。
公園から下をのぞくと、こんな感じにみえる
公園の場所は、ローカル色が強い居住区にあり、周囲には上海下町の光景も広がっているが、一方で上海でも有名な繁華街である淮海中路からも近く、地下からは立ち並ぶ高層ビルも見える。下町のディープな生活とお洒落で異国情緒たっぷりな「FOUND158」のうみだすギャップもまた魅力の一つ。
地上は公園、地下が「FOUND158」という構造もおもしろい
上海に居住する外国人や観光客もオープンテラスを好んで、安心して飲める場所だと、多く集まっている。日中は公園に家族連れやペットの散歩で訪れる人も多いが、「FOUND158」は夜と比べ人は少なく、カフェでまったり過ごす人も。
この空間だけはテーマパークのような雰囲気が広がる
これから爽やかで涼しい秋を迎える上海で、外飲みするのにはぴったりのスポットとして多くの人出が予想されている。
「FOUND158」:巨鹿路158号
最寄り駅は地下鉄13号線「淮海中路」駅下車、徒歩約6分。
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