2018年8月14日、銭江晩報によると、浙江省衢州市に住む11歳の小学生の少年が1カ月かけて電動カートを自作した。
同市西部にある公園で、11歳の邵子衿くんが自作の電動カートを運転して市民から注目を浴びている。そのフレームはお店で200元で買った松の木とアルミ合金の素材を、タイヤはネットで120元で買った子ども用自転車のタイヤを、シートは家にあった使っていないイスの座面を、モーターは自転車修理屋から300元で譲ってもらった廃棄電動自転車のモーターを、ステアリングはかつて遊んでいたキックボードを利用している。制作費用は600元、約1万円だ。
(自作のカートを運転する、邵子衿くん 出典:視覚中国)
この夏休みが始まって、クラスメイトたちが旅行やサマーキャンプ、習い事など様々な活動をするなか、邵くんはネット上で科学技術系のサイトを眺め、外国の同じ年頃の子どもがカートを自作する映像を見て興味を覚えた。そこで両親に「ボクも夏休み中にカートを作りたい」と告白。期末試験の成績が良かったこともあって両親はわが子の考えを支持する一方で、「塾や習い事に行かなくていいから、中途半端にせず最後までやり切ること」という条件を付けた。
(設計から組み立てまで、すべて自分でやり遂げた 出典:視覚中国)
両親からの許可も得ていよいよ「愛車」の構想を立て始めた邵くん。技術的に燃油を用いたエンジン動力は危険と判断し、電気モーターで動く三輪車をデザインした。図面を起こし、レゴブロックで模型を作ると実際の制作に取り掛かった。7月中、「製造工場」と化した自宅の客間に丸々こもって作業を続けたという。1日4時間作業をして、あとは本やネットを調べる日々が続いた。最大の難題はステアリングで、一度は諦めかけたが最後まで食らいついてついに完成させたのである。
(慣れた手つきで組み立てていく 出典:視覚中国)
7月末のある日、ついに試運転の日がやって来た。ヘルメットと手袋をしてカートに乗り込み、モーターを始動させる。するとカートはスーッと前進し、電動自転車と同じスピードまで加速した。加速しても車体は安定している。「やった、成功した。最高な気分だ」と邵くんは喜んだ。
(夢は、エジソンのような偉大な発明家になること 出典:視覚中国)
創造や発明に対して並々ならぬ愛着を持つ邵くん、将来の夢は「エジソンのような偉大な発明家になること」だ。「発明家になれなかったとしても、発明を一生の趣味にしたい」と目を輝かせた。
(情報源 http://edu.sina.com.cn/zxx/2018-08-14/doc-ihhtfwqq6549490.shtml)
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「超すごい自由工作」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。