2014年10月31日、騰訊網によると、福建省に住む農村の若者が、空き缶を利用してロボットづくりをし、ネットで話題だ。
水陸両用のあき缶ロボットのおもしろ動画を発信して一躍時の人となったのは、福建省三明市の小さな村に住む盧長輝さん(29歳)。ネットで有名になる前、同市内で小さな洋服店を営んでいた。
「空き缶を使うのが面白そうだったから」。盧さんはネットで空き缶を使ったロボットを見て、独学でロボット作りを始めた。最初は不慣れで、出来映えもよくなかったが、1ヶ月ほどすると、歩くロボットを作れるほどの腕前になった。
その後、「ダンスをする空き缶ロボット」や「バーベキューをする空き缶ロボット」などを次々とうみ出し、その動画をネットで発信して、高い人気を得るようになった。
さて、ロボットの材料になる空き缶は村の子どもたちが飲み終えたジュースなどの飲料の缶をリサイクルしている。細かい部品はネットで購入していて、一番お金がかかるのが、リモコンに使う費用。1体のロボットの制作費は100数元(約1680元)ほどだ。
制作時間は、ロボット1体つくるのにだいたい3~4時間ほどで、複雑なものになると、1~2日かかるとか。
盧さんがロボット作りだけでなく、動画のバックミュージックにこだわり、テーマを「奮闘」や「成功」などポジティブなものにしたところ、これまで以上にネットでの受けが良くなった。
今では、ロボットづくりで、ある程度の収入を得るようになった盧さんだが、ロボットづくりを始めたころ、周りでは反対する意見が多かった。空き缶で遊んでいて、真面目に働いているとは見えず、母親からも反対されていた。
今、盧さんの動画はネットで100万人以上のファンがいて、安定した収入ではないものの、ネットでの年収が3万~5万元(約50~85万円)にあがった。
そのような中、有名になればなるほど、模倣する人も出てきて、最初の斬新さを失ってしまうので、常に新しいオリジナルのものを作らなければ、ネット民は飽きてしまうと、盧さんは焦りやプレッシャーを感じている。
そこで、次なるステージを目指して、盧さんは自宅の畑の一部を改造して、「夢の村」と名付け、そこにミニチュアサイズのロボットが住む村をつくることを決めた。「夢はこの村で“生活する”ロボットを撮影して、映画館で放映すること」、ネット発信を通じて広がった世界で、盧さんはこれからの夢を語った。
(情報源:http://news.qq.com/original/oneday/2861.html
http://www.kejixun.com/article/171023/383481.shtml—)
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