2017年12月7日、騰訊網によると、6日に新たに開通した中国の高速鉄道路線の食堂車内で、沿線を代表するグルメメニューが供された。
6日に開通したのは西成高速鉄道だ。陝西省の西安から四川省の成都を結ぶ658キロメートルの路線で、両都市を最短3時間27分で結ぶ。2012年10月に着工して5年あまりで全線開通となった。途中、標高2000−3000メートルの秦嶺山脈を通ることから、世界初の険しい山脈を貫く高速鉄道路線と称されている。
これまで「まずい、そして値段が高すぎる」としばしば非難されてきた中国高速鉄道の食事。バラエティ豊かでおいしい日本の駅便と比較して、その差を嘆く人も多かった。しかし、6日の1番列車にお目見えした同鉄道の食事は、これまでのイメージとはかなり異なるものだった。
食堂車に並んだのは、四川省と陝西省の名物料理だ。四川省からはさまざまな具材を赤いスープで煮込んだ「冒菜」、竹串に鶏肉の様々な部位を刺して煮込んだ物を特製の辛いタレが入った鉢にくぐらせて食べる「鉢鉢鶏」が登場。陝西省からは固めに焼いた小麦粉の生地に切れ目を入れ、羊の肉などを挟んで食べる「夾饃」や、小麦粉の生地を細かくちぎって羊のスープで煮込んだ「羊肉泡饃」が起用された。
また、弁当も工夫が凝らされており、四川省がジャイアントパンダの故郷とされることから作られたパンダ型の可愛らしいおにぎりや、高速鉄道列車を象ったおにぎりなどが用意された。今後も日常的に供されるのかは分からないが、供されるようであれば同鉄道の名物として人気を集めそうだ。
(情報源:https://news.qq.com/a/20171207/004572.htm#p=1)
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