2018年11月16日、TVBS新聞網によると、台湾の某ネット民が実家を整理しているとき、偶然古い株券を発見し、その歴史的価値を知りたいと、ネットに写真をあげたため、ネットが「超お宝発見!?」とざわついた。
話題となった株券は、「日本資源礦業株式会社」発行のもので、500株券(1000円)。発行時期は、昭和15年(1940年)で、およそ80年の歴史がある株券だ。保存状態もよいので、マニアやコレクターにとっては歴史的に価値の高い株券でもある。
ネットで話題になった株券(出典:UFO発見網)
この株券を発見した当初、たいして役にも立たないだろうと思ったお宝の発見者、ただ歴史的価値や何か特別な由来があるのでは、とネットに写真をあげ尋ねたところ、「将来、高値がつくだろうから大事に持っていたほうがよい」とか、「コレクターがほしがるね」、「会社がまだ存在していたら価値があがる」、「立派なお宝だ」、「記念として大事にしまっておいたらどうか」、「昔はよほどお金持ちだったのね」などと、大反響を呼んだ。
保存状態がよく、内容もはっきりと見える株券(出典:UFO発見網)
ちなみに、株券の発行元の「日本資源礦業株式会社」は1929年に設立、1937年に台湾礦業株式会社をつくり、金瓜石(きんかせき)礦山株式会社の産業を引き受けたが、1944年には戦争の影響で金瓜石礦区が操業を全面的にストップ、1992年には日礦金属株式会社が一部の部門を受入れ、引継いでいる。
ネットでのコメントを見るかぎりでは、この株券が実際にお宝に化け、高価値がつくかどうかは不明だ。
ただ、「お宝」というのはもともとそういうものでないだろうか。人によって、あるいは見方によっては大きな価値がうまれるが、そうでなければ、例えば、この株券とて、ただの紙にすぎない。どう価値を見いだすかで「お宝」になるかならないかが決まると言えるかもしれない。
情報源:https://news.ebc.net.tw/News/fun/139463?from=yahoo
https://news.tvbs.com.tw/life/1030323
https://www.ufofxw.com/qiwenyishi/2018/1116/28447.html
http://www.msn.com/zh-tw/news/living/他從家中挖出昭和股票-網暴動搶收藏 /ar-BBPL4KG
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